SSH 活動の記録

記事

放射線実習セミナー

日  時: 令和3年7月28日(水)

場  所: 本校 講義室1(講義)、理科実験室1・第1理科室(実習)

対象生徒: 高校1年SSコース選択者 43名

 

 7月28日(水)に放射線実習セミナーを実施しました。前半は、東北大学工学研究科量子エネルギー工学専攻の長谷川晃教授に,

放射線の基礎知識、放射線の性質、原子力防護などについて講義を行っていただきました。その後、実験室に移動して長谷川教授と日本原子力文化財団事務局の近野俊治氏に自然放射線の測定、距離の逆2乗則、γ線の物質による吸収の実習を行っていただきました。

 生徒たちは講義と実習を通して、高校の授業ではまだ学習していない放射線について理解を深めるきっかけとなりました。

講義中の様子実習中の様子

2学年 コンピュータリテラシー育成講座

日  時: 令和3年7月26日(月)

場  所: 情報演習室

 

対象生徒: 高校2年生 SSHコース選択者 40名

 

 7月26日(月)に、2年生SSHコース選択者を対象とし、コンピュータリテラシー育成講座を開催しました。講座のタイトルは「ゼロから始めるPythonデータ分析」で、Pythonによるプログラミングの基礎とオープンデータを利用したデータの抽出とグラフ作成を行いました。

 プログラミング言語「Python」は初めて学ぶ生徒も多く、一つ一つ動作を確認しながらプログラムを完成させていました。

 講座の様子①講座の様子②講座の様子③

【生徒の感想】

  • 今回の講座では、Pythonを使ったプログラミングについて学んだ。久しぶりのプログラミングだった。基本的なことから、学べてよかった。数あてゲームはとても面白かった。難しいところもあったが、資料がわかりやすくて、スムーズに進めることができた。この講座でプログラミングの面白さに少し気付けたので、機会があれば家で続きを行いたいと思う。

  • 普段はプログラミングをする機会がないので、今回は貴重な経験ができたと思う。プログラミングについて、基礎的なところから少し踏み込んだ応用的なところまで触れてみて、改めてその難しさを実感した。また、クリエイティブ・コモンズについても学んだ。初めて聞く言葉だったが、今後生活するうえで知っておくべき知識だと思った。

  • 今回の講座でPythonのデータ分析の仕方などを学びました。
    Pythonは以前からやってたので最初から分かっていた部分もあったり、初めて知った部分もあったのでとても楽しく受けることができました。

SSH野外研修

日  時: 令和3年7月10日(土)~11日(日)

場  所: 福島県只見町 ただみ・ブナと川のミュージアム、癒しの森、余名沢ブナ林

対象生徒: 高校1年SSコース選択者 52名

 

 7月10日(土)~11(日)の1泊2日で、ブナ林野外研修を実施しました。梅雨空の実習でしたが、心配された雨もほとんど降ることなく実施することができました。今回の実習は、只見町ブナセンターの館長 紙谷智彦さん、主任指導員 中野陽介さん、指導員 太田祥作さんにご指導、ご協力いただきました。本当にありがとうございました。

 

【7月10日(土)】

 午前中は、ただみ・ブナと川のミュージアムの館内を案内していただき只見地域の自然環境、野生動物、地域の生活文化について学びました。午後は、癒しの森に場所を移しブナ天然林と、かつて薪炭材生産により伐採され、再生してきたブナ二次林の違いついて観察し、植生断面図を描きました。植生断面図を描くことで、森林の構造を理解することができます。また、翌日行われる毎木調査で必要な葉の見極めをするために、それぞれの葉の特徴を学びながら下山しました。宿に到着し夕飯・入浴を終えたあと、22種類の葉を見極める実習を行いました。事前研修から何度か行っているので、徐々に慣れてきているようです。

 

ミュージアム見学ブナ林実習①葉っぱの見極め

 

【7月11日(日)】

 朝は大粒の雨が降り続いていましたが、実習の時間になると奇跡的に雨があがりました。余名沢ブナ林は狭い範囲で「落葉広葉樹二次林」「ブナ二次林」「ブナ天然林」「スギ人工林」が観察できる大変貴重な場所です。それぞれの林に20m×20mの調査区を設定し、班ごとに分かれ毎木調査をおこないました。調査目的は、異なる種類の森の天井「林冠」を構成する高木の種類や大きさ、林冠のギャップと林床に生育する低木の種類や高さとの関係を調べ、林床樹木の多様性と光環境との関係を考察するためです。これらの調査データを持ち帰り、学校で調査データ分析をし、ポスターを作成し発表します。

 班員と役割分担をし、効率よく作業をおこない、予定時間よりも早く終えることができました。昨日までの葉の鑑定方法の技術がここで大きく役立ちました。教科書や講義を通して覚えた内容を実際に見ることで、森の構造をより深く理解することができました。環境保全という側面からも、今回の実習から得ることが多かったと思います。

 今後、データをまとめ、さらに森の種類や林冠のギャップと林床樹木の成長や種類、多様性との関係を明確にしていきましょう。ポスター発表まで頑張りましょう!

コナラ林ギャップから覗く青空スギ林胸高周囲長の計測低木調査ブナ林

 

【生徒の感想】

  • 改めて只見の自然について自分の五感で知ることが出来た。文面だけでは分からないこと等について知ることができたので良い機会だった。林の中で生きる様々な植物がどのように移り変わっていくのか、1つの出来事が色々なことに影響していたりなど、興味深いことが多かった。 天気は悪かったが、班のメンバーと協力し合いながら、役割を遂行していく上で協力性なども成長できたと思う。

  • 何をするにも体力が必要だからもっとつけないと、と思った。自分一人ではできないことでも、みんなと協力することでできたから、協力することは大事だなと思った。

  • 人々の生活と森林は深く関わっていることが分かった。実際に森や林に入ってみると、原生林と二次林の違いや、きのこなどの菌類の大切さがよく分かった。人の手を加えることは完全に悪いとは言えないけど、人の手が加わることによって自然が変わってしまうと体感した。学んだだけで終わらせずに意識して生活したり、ポスターなどに生かしていきたい。

SSH探求部 古生物班 サンプル処理 (2)硫酸ナトリウム処理

日  時: 令和3年7月2日(金)・7(水) 放課後

場  所: 本校 理科実験室1

対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年SSコース選択者 3名

 

 前回(※6月22日:(1)サンプル破砕)乾燥させたサンプルを、硫酸ナトリウムを用いて細分化させていく処理を行いました。今回も、県立博物館の相田優さんをお招きし、硫酸ナトリウム処理の仕方をご指導をいただきました。

 サンプルの質量を80g測り、飽和硫酸ナトリウム溶液を入れ、サンプルに硫酸ナトリウムを染み込ませます。数日間放置し、硫酸ナトリウムを結晶化させ、サンプルを破壊させます。

 放置後、結晶化によって破壊されたサンプルを125μmと53μmのふるいを使って水洗いし、有孔虫を洗い出します。53μmのふるいに残ったサンプルは乾燥をした後、試料の分割をします。125μmのふるいに残ったサンプルはもう一度乾燥をかけて、硫酸ナトリウム処理から繰り返し行います。

  飽和硫酸ナトリウム溶液をつくるコツと、この処理が必要な理由を教えていただきました。また、サンプルの水洗いには時間がかかりましたが、丁寧に作業することができました。待ち時間の長い工程でしたが、1つの作業を真剣に取り組む様子は、研究者としての顔をのぞかしている感じがしました。

資料測量硫酸ナトリウム溶液を入れる硫酸ナトリウムに浸すふるいを使った水洗い水洗い中

職業とSDGs・Sustainable講話

日  時:令和3年7月7日(水)

場  所:本校 各情報室等

対象生徒:高校1年生

 

[6校時] 職業とSDGs

 講師:中村 彰二朗氏(アクセンチュア・イノベーションセンター福島)

 アクセンチュア・イノベーションセンター福島より、中村彰二朗氏を講師に迎え「職業とSDGs」講演会を実施しました。

 経済や技術が首都圏に一極集中している現状を踏まえながら、デジタルを活用し、SDGsを意識した活動を継続することで会津発の新しい社会のしくみを構築できる可能性についてお話しいただきました。

 生徒は経済、医療、防災など具体例をとおして真剣にかつ興味深く講演を聞いていました。

 

[7校時]Sustainable講話

 講師:新国 勇先生(只見町文化財調査員)

 「只見町の自然に学ぶ会」より、新国勇氏氏を講師に迎え「Sustainableに生きる」講演会を実施しました。

 2019年国連本部で開かれた気候行動サミットにおけるグレタ・トゥーンベリさんの地球温暖化対策を訴えた内容から、Sustainableな社会にするにはどのような取組みをしていけばよいかを学びました。その形が生かされているのが只見町のユネスコエコパークであることを教えていただきました。

 SSコースの生徒はブナ林野外研修を通して現地に足を運んだ際に、学んだことを体感してもらいたいです。

会津大学インターナショナル・トークに参加しました

日  時: 令和3年6月30日(水) 12:40~13:10

場  所: 本校 大会議室

対象生徒: 希望生徒 3名

 

 会津大学で毎月開催されているインターナショナル・トーク オンラインに参加しました。このインターナショナル・トークは、会津大学が校内学生・教員向けに行なっている企画です。今回から、縁あって会津学鳳生も参加させていただくとことなりました。

 今回は「インドの魅力について学ぼう!」というお題で、会津大学修士1年シング・ディビジさんが、出身国インドの文化や食べ物、お祭り等について、英語で紹介してくださいました。紹介後、学鳳生からも英語で質問し対応していただきました。定期考査中ではありましたが、参加した生徒は手ごたえを感じていたようでした。これからも留学生との交流を通して国際性を育成していきたいと思います。

高校1年SSH GSコース 「探究入門」クラス発表会と講演

日   時:令和3年6月23日(水)

場   所:本校 大講義室、各教室

対象生徒:高校1年生GSコース選択者

 

 

 高校1年生GSコース選択者を対象に、第5、6回の「探究入門」が行われました。

 まず、前回スマートシティAiCTの方から提示された食農分野と環境分野の問いに対して、グループごとに考えた解決策を、各クラスに分かれて発表、それぞれの発表内容を企業の方に評価していただきました。各グループが独自の視点や自由な発想をもとに、工夫して発表していました。

 

 その後全体で集まり、教員グループの発表の後、スマートシティAiCTの取り組みや、問題の発見方法、問題解決への向き合い方などをお話しいただきました。生徒たちはメモを取りながら、真剣に話を聞いていました。

 

 今後は、生徒自身が問題を設定し、解決策を探っていくこととなります。充実した探究活動が行われることを期待しています。

 

※この様子は6月27日付の福島民友新聞会津版に掲載されました。

発表の様子1講演の様子講演の様子2

高校1年生SSH SSコース ブナ林調査方法の講義・実習

日  時: 令和3年6月23日(水)

場  所: 本校 講義室1

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者 54名

 

 ブナ林野外実習では、胸高周囲長の測定と木本種記録の実習をおこないます。今回は、本校教諭 遠藤浩先生が講師となってこの調査方法についての講義・実習を行いました。

 はじめに、胸高周囲長の測定のしかたと結果をどのように整理し考察していくかの手順を学びました。次に、木本種を記録するために葉の様子から植物の見分け方を教わりました。その後、準備された8種類の葉を図鑑を使って葉の特徴から植物の名称を当てる実習を班対抗で競い合いました。

 講義で学んだことを十分に生かし、葉と向き合いながらじっくり観察をし、鑑定を行いました。班員で協力をし、楽しみながら植物の名称を判定していました。この成果を実際の調査でも生かしていきましょう。

 

調査のしかた葉っぱの見分け方葉っぱの鑑定葉っぱ鑑定 1位! 1班

SSH探求部 古生物班 サンプル処理 (1)サンプル破砕

日  時: 令和3年6月22日(火) 16:30~18:00

場  所: 本校 理科実験室1

対象生徒: 高校1年生SSH探求部 7名 高校2年生SSコース選択者 3名

 

 6月13日(日)に採取したサンプルを乾燥させたのち処理をおこなっていきます。今回は、県立博物館の相田優さんをお招きし、サンプル破砕のしかたのご指導をいただきました。

 まず、サンプルの取り扱いでもっとも気にしなければならいことは「試料混合 contamination 」なので、注意を払って扱うことを教えていただきました。その後、サンプルをハンマーを使って1~2cm角に割り、500mLビーカー半分程度まで入れ、乾燥器へいれます。その後1週間くらい放置し、サンプルが乾燥したら次の工程へ移ります。

 今回は、ハンマーを使って岩石を割るという初めての試みをしました。最初は恐る恐る作業をしていましたが、徐々に慣れてきてスムーズにおこなうことができました。処理したサンプルの中から多くの有孔虫がでてくることを祈ります。

相田さんによる講話相田さんによる指導サンプル破砕中

SSH探求部古生物班・2年SS地学班 サンプル採取へ

日  時: 令和3年6月13日(日)

場  所: いわき市アンモナイトセンターおよびその周辺

対象生徒: SSH探求部古生物班7名、2年SS地学班3名

 

 県立博物館との共同研究「双葉層群から産する微化石の研究」のサンプル採取のため、いわき市アンモナイトセンター(いわき市大久町)へ行ってきました。今回は双葉層群足沢層の地層からサンプルを採取しました。サンプル採取にあたっては、県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、アンモナイトセンターの歌川史哲さん、いわき市石炭・化石館の吽野翔太さんにご協力いただきました。

 まず、午前中は足沢層から産出する化石の講義を受け、そのあとセンター内の地層から化石発掘を行いました。初めての発掘体験でしたが、手ほどきを受け多くのイノセラムス(二枚貝の一種)の化石をとることができました。午後は、アンモナイトセンターから約300m離れた場所の地層からサンプル採取を行いました。大きなつるはしを駆使し、有孔虫がとれそうな泥岩を採取しました。

 今後、このサンプルを処理し、得られた有孔虫から詳細な地質年代を明らかにしていきます。

 

アンモナイトセンター露頭サンプル採取つるはしを使ってサンプル採取足沢層の露頭

高校1年生SSH SSコース ブナ林ミニ研究 講義

日  時: 令和3年6月2日(水)

場  所: 本校 講義室1

対象生徒: SSコース選択者 54名

 

 高校1年生SSコース選択者を対象にブナ林ミニ研究が始まりました。ブナ林野外実習を軸として、研究の進め方について把握していきます。

 今回は研修の基本的な知識を理解するうため、「植生の多様性と遷移について」とい題で本校教諭 遠藤浩先生を講師として講義を行いました。ブナ林の形成の仕方などを、今後ブナ林に関する研修をしていくうえで必要なことを学びました。これからは、ブナ林に関する疑問点を見つけ、仮説を立て、考察・まとめを行います。

講義の様子①講義の様子①

県立博物館と共同研究はじめます

日  時: 令和3年6月2日(水)

対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年生SSコース選択者 3名

 

 探究活動で「化石の研究がしたい」という生徒からの希望があり、県立博物館の専門員さんへ相談したところ会津の化石はほとんど研究されているとの回答でした。それでも「化石の研究がしたい」という生徒の意気込みを買われ、専門員さんのいわきのフィールドでの共同研究を行なうことが決定しました。双葉層群における有孔虫の年代測定の研究はまだ詳しくなされていないということで、有孔虫における年代測定を研究することになりました。

 県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、相田優さんとともに新しい発見がなされることを期待しています。

 県立博物館との共同研究に関してのチラシ <PDF>

 共同研究の件に関して福島民報社さんから取材を受け、2021年6月3日付の新聞に掲載されました。

 

福島民報さんの取材を受ける生徒

高校1年SSH GSコース第2回 探究入門

日  時: 令和3年6月2日(水)

場  所: 大講義室、各教室

対象生徒: 高校1年生GSコース選択者

 

 高校1学年GSコース選択者を対象に第2回「探究入門」が行われました。

 探究活動とはどのようなものかについて、教員によるデモンストレーションを交えながら活動内容を確認するとともに、今後のケーススタディの進め方について全体講義を行いました。

1探究入門(説明)2提示された課題3T先生とH先生の探究例

 その後は各クラスに分かれてグループワークを行いました。生徒たちは前回、スマートシティAiCTの方々から提示された、食農分野と環境分野における「会津若松市の課題」の解決策についてグループごとに意見を出し合いました。身近な地域の課題について、生徒たちがどのような解決策を打ち出すのか楽しみです。

生徒の活動①生徒の活動②付箋アップ

 

2年SSH生物班が水生動物採集に行きました!!

日  時: 令和3年5月16日(日)

場  所: 新湯川、阿賀川本流、天神橋周辺湯川

参加生徒: 2年SSHコース・マイクロプラスチック研究班 6名、教員 2名、指導者・川の達人の会 1名

 

 令和3年5月16日(日)に、2年SSHコースのマイクロプラスチック研究班は、3つの河川に水生動物(魚など)の採集に行きました。この班では、会津地区の水生動物と河川のマイクロプラスチック汚染状況を調べる研究をしており、今回はそのための試料採集に行ってきました。

 当日は、昼過ぎから雨の予報でしたが、午前の採集の時間帯には雨が降らず、河川でしっかり活動することができました。生徒は川の中に膝までつかりながら網を使う捕獲作業を初めて体験しましたが、指導していただいた方の話をよく聞いて頑張っていました。今後、採集した水生動物を調べ、汚染状況を確認していく予定です。

 指導していただいた川の達人の会の方には、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

魚採集写真1魚採集写真2魚採集写真3

探究活動研修会(教員向け)

日時: 令和3年5月26日(水)

場所: 本校大会議室

対象: 本校教員

 

 1年SSH産業社会、2年総合的な探究の時間における探究活動の充実を図るため、指導方法などについて一連の流れを把握したり、学校全体で探究活動に取組む体制を整えるための教員向け研修会をおこないました。

 今回の研修会では、本校の探究活動の位置づけや探究活動における教員の指導方法について情報を共有しました。その中から見えてきた課題などを改善しながら、学校全体で推進してまいります。

 

全体のようす講演の様子

高校1年SSH GSコース第1回 探究入門

日  時: 令和3年5月19日(水)7校時SSH産業社会
場  所: 第一体育館
対象生徒: 高校1年生GSコース選択者

 高校1学年GSコース選択者を対象に第1回「探究入門」が行われました。
 今回実施された「探究入門」は「自ら課題を発見し、解決する力」の育成を目的とし、SSH3期目が始まった本校で、新たに実施される取り組みの1つです。

 今回はスマートシティAiCTより、凸版印刷佐藤伸一様、神翔太様、アクセンチュア工藤祐太様、バンプージャパン伊藤真人様を講師としてお招きし、「会津若松市の課題と取り組み」について食農とエネルギーの分野からお話しいただきました。

 今後は、今回ご説明いただいた会津若松市の現状をふまえて、生徒自身が会津若松市の抱える課題に対する解決策を考えていきます。

 

公演の様子①公演の様子②講演の様子③

SSH産業社会ガイダンス

日  時: 令和3年4月14日(水)

場  所: 本校第一体育館

対象生徒: 高校1年生全員

 

 会津学鳳高校では、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として「グローカル探究コース(GS)」と「サイエンス探究コース(SS)」を設けて探究活動を行なっています。グローカル探究コースは「地域に根ざした探究活動をおこなうコース」、サイエンス探究コースは「数理系の高度な活動を踏まえながら、地域に根ざした探究活動をおこなうコース」となっており、全員どちらかを選択し探究活動を行ないます。

 今回は、GSコースとSSコースで行う事業内容を確認し、これから行なう探究活動に関しての心構えを説明しました。これから3年間、探究活動を通して自ら考えて学ぶ力を身につけて欲しいと思います。

 

全体説明中真剣に説明を聞く様子

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期目指定を受けました!

日  時: 令和3年4月1日(木)

 

本校は2021年度(令和3年)より5年間の予定で、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期指定を受けました!

今回は全国43校の応募があり、外部有識者からなる企画評価会議協力者が書面及びヒアリングにより審査をし、21校が内定されました。その中の1校に本校が選出されました。

第3期目のSSHの研究のテーマは、「会津の地域資源を活用した、会津から世界を創造する科学技術者の育成」です。

会津大学や会津の企業等の地域資源を活用し、ローカルな会津人としてのアイデンティティを持ちつつも、グローバルな視野を持って学び、発信することができる人材育成のための効果的な教育プログラムの研究開発を行うことを目的として、生徒の5つの資質・能力の向上を目指し、Ⅱ期目までに確立した人材育成プログラムを精選・再編・拡充していきます。

本校で予定しているSSH事業の概要に関しては、下記のPDF資料をご覧ください。

第3期SSH事業概要図(PDF)

第3期SSH事業計画の概要(PDF)

 

今後も、本校のSSH事業における取組について、HPで随時発信して参ります。

令和2年度SSH研究成果発表会および課題研究発表会

日  時: 令和3年2月18日(木)

場  所: 本校高校棟各教室、各実験室、各情報室

対象生徒: 高校1・2年生474名 および 中学3年生 89名

 

1年間取組んできた課題研究の発表会を行いました。高校1年SSH・SSH産業社会、高校2年SSH・総合的な探究、中学3年RPの発表がありました。例年であれば、全校生が体育館に集合し発表を行っていましたが、今年度は新型コロナ感染症対策のためリモートで全体会を行いました。また、ポスター発表も体育館の発表を取りやめ、分科会方式で各教室をつかって行いました。

全体会では、2年生が英語によるSDGsの発表と、台湾リモート研修で学んだ成果の発表を行いました。また、福島県生徒理科発表会で1番になった2年SSH探求部の研究も披露されました。圧倒的な成果の情報量でしたが、日々の研究の賜物であるとしか言いようがありません。その他の発表も地域の課題を取りあげたものや個人の興味関心で設定したテーマによる研究など、感心するものばかりでした。

午後にはSSH講演会を行いました。宮城教育大学教員キャリア研究機構国際教育領域 市瀬智紀教授から「なぜいま中学生・高校生が地球的課題の解決(SDGs17Goals)に立ち向かうのか」というテーマでリモート講演をいただきました。現在のSDGsに対する考えや取り組み方など具体的に丁寧に話していただきました。これから地球上で生きている私たちがどのように目標に向かって取り組んでいけばよいのかを理解することができました。

分科会は、各教室で様々な学年クラスの発表者・聴衆者が集まり発表が行われました。発表された研究内容が素晴らしく、発表を聞いた生徒からも活発な意見が飛び交っていました。分科会に参加した先生方からも、「研究内容が目からうろこの内容だった」という声も聞かれました。また、福島高校、安積高校、大沼高校の課題研究発表もリモートで行われました。他校の研究を聴く機会は今までなかったので、新鮮に感じたのではないでしょうか。

1日を通して、発表者も聴衆者もよく頑張ってくれました。きっと今後の糧になると思います。皆さん、お疲れさまでした。

 

開会講演会全体会分科会2