SSH 活動の記録

SSH探求部 古生物班 サンプル処理 (2)硫酸ナトリウム処理

日  時: 令和3年7月2日(金)・7(水) 放課後

場  所: 本校 理科実験室1

対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年SSコース選択者 3名

 

 前回(※6月22日:(1)サンプル破砕)乾燥させたサンプルを、硫酸ナトリウムを用いて細分化させていく処理を行いました。今回も、県立博物館の相田優さんをお招きし、硫酸ナトリウム処理の仕方をご指導をいただきました。

 サンプルの質量を80g測り、飽和硫酸ナトリウム溶液を入れ、サンプルに硫酸ナトリウムを染み込ませます。数日間放置し、硫酸ナトリウムを結晶化させ、サンプルを破壊させます。

 放置後、結晶化によって破壊されたサンプルを125μmと53μmのふるいを使って水洗いし、有孔虫を洗い出します。53μmのふるいに残ったサンプルは乾燥をした後、試料の分割をします。125μmのふるいに残ったサンプルはもう一度乾燥をかけて、硫酸ナトリウム処理から繰り返し行います。

  飽和硫酸ナトリウム溶液をつくるコツと、この処理が必要な理由を教えていただきました。また、サンプルの水洗いには時間がかかりましたが、丁寧に作業することができました。待ち時間の長い工程でしたが、1つの作業を真剣に取り組む様子は、研究者としての顔をのぞかしている感じがしました。

資料測量硫酸ナトリウム溶液を入れる硫酸ナトリウムに浸すふるいを使った水洗い水洗い中

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