タグ:古生物班
SSH探求部 古生物班 (3)化石拾い
日 時: 令和3年9月9日(木) 放課後
場 所: 本校 理科実験室1
対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年SSコース選択者 3名
前回(※7月2日:(2)硫酸ナトリウム処理)までに薬品処理をすべて終了し、これからサンプルから浮遊性有孔虫の化石拾いに入ります。今回は、県立博物館の相田優さん、猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さんをお招きして化石拾いの指導していただき、実践まで行いました。
双眼実体顕微鏡を用いて1mmにも満たない化石の見つけ方、取り出し方、保存の仕方を学びました。生徒たちは、初めて見る有孔虫化石に戸惑いながらもじっくり観察し、見つけだした時は喜びの表情を浮かべていました。これから1サンプルにつき約200個体を見つけ出します。頑張っていきましょう!
SSH探求部 古生物班 サンプル処理 (2)硫酸ナトリウム処理
日 時: 令和3年7月2日(金)・7(水) 放課後
場 所: 本校 理科実験室1
対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年SSコース選択者 3名
前回(※6月22日:(1)サンプル破砕)乾燥させたサンプルを、硫酸ナトリウムを用いて細分化させていく処理を行いました。今回も、県立博物館の相田優さんをお招きし、硫酸ナトリウム処理の仕方をご指導をいただきました。
サンプルの質量を80g測り、飽和硫酸ナトリウム溶液を入れ、サンプルに硫酸ナトリウムを染み込ませます。数日間放置し、硫酸ナトリウムを結晶化させ、サンプルを破壊させます。
放置後、結晶化によって破壊されたサンプルを125μmと53μmのふるいを使って水洗いし、有孔虫を洗い出します。53μmのふるいに残ったサンプルは乾燥をした後、試料の分割をします。125μmのふるいに残ったサンプルはもう一度乾燥をかけて、硫酸ナトリウム処理から繰り返し行います。
飽和硫酸ナトリウム溶液をつくるコツと、この処理が必要な理由を教えていただきました。また、サンプルの水洗いには時間がかかりましたが、丁寧に作業することができました。待ち時間の長い工程でしたが、1つの作業を真剣に取り組む様子は、研究者としての顔をのぞかしている感じがしました。