SSH 活動の記録

記事

明確な目標・問いの設定

日  時:令和3年10月27日(水) 6、7校時

場  所:各教室

対象生徒:1年SSH産社(GSコース)

 

 各教室で地域探究班ごとに分かれ、より具体的で実現可能な目標設定に取り組みました。アンケート調査の質問や、インタビューの内容を各班で考えました。早い班では、アンケートの実施、電話インタビューを行う班もありました。アンケート・インタビューによって、自分たちの欲しい情報が集められるよう工夫していました。電話インタビューでは、慣れないせいか緊張する様子もありましたが、一生懸命さが伝わっていたようです。

 今後も明確な目標が決まるよう頑張りましょう。

高校1年SSH GSコース 地域探究「目標設定」

日  時:令和3年10月6日(水) 

対象生徒:1年SSH産社(GSコース)

 

 今回は、6校時と7校時に分けて、それぞれ活動を行いました。

 

6校時・第一体育館

 「課題設定の方法と今後の予定」についての講義を受けました。問題を見極めるためには目標と現状の差をはっきりさせ、その解決策を立てることの重要性を学びました。その後、「レストラン活性化」の例題を用いて、地域探究班で話し合いを行い、解決策を考えました。最後に、今後の活動の進め方を「プラン発表までの流れ」のプリントで確認しました。

 

 

7校時・各教室

 地域探究班ごとに分かれ、各教室で「目標入力シートの作成」に取り組みました。自分たちが選んだ地域をどんな場所にしたいのか大まかな目標を設定し、その地域について知っていることと知らないことを通して現状を把握し、そのための調査方法を班ごとに話し合いました。

 いよいよ「地域探究」の本格的な活動が始まりました。生徒たちの視点から各地域にどのようなの問題点があるのかを探り、そしてどのような解決策を導き出していくのか、楽しみです。

 

高校1年SSコース ブナ林研修発表会表彰式

日  時: 令和3年10月13日(水) 6校時

場  所: 本校大講義室

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者

 

 9月22日(水)に行った、ブナ林研修発表会の表彰式を行いました。

総 合 成 績
 結  果  受 賞 者

【ベストポスター賞】

7班「森林の遷移と多様性」

【グッドポスター賞】

3班「高木が及ぼす低木への影響」

 

 

 

 

9班「ギャップと周囲の環境について」

ベストオーディエンス賞

4班「データから紐解く森の変遷」


 

 生徒が製作したポスターは、高校棟1階情報演習室前に掲示してあります。

 

東チャレンジクラブ「学鳳高校サイエンスショー」への参加

日  時:令和3年10月9日(土)

場  所:東山小学校 体育館

対象生徒:高校SSH探求部員 22名

 

 会津若松市東公民館主催の放課後子ども教室 東チャレンジクラブの特別講座として、「会津学鳳高校サイエンスショー おもしろ科学実験教室」を開催しました。本校から、高校SSH探求部の1・2年生22名が講師として参加し、東山小学校の1年から6年の児童19名を対象に、2つの実験教室を実施しました。

 1つは偏光板を使って、無いはずの壁が見えてしまう箱を製作する実験で、もう1つは大気圧でカップが持ち上がることを使って、魚釣りゲームをする実験でした。講師役の生徒たちは、偏光や大気圧の原理を、いかに小学生に理解してもらうか苦労しながら、自作のフリップを使って説明していました。また、魚釣りゲームを盛り上げるため、賞状を準備するなど、熱心に指導する姿が見られました。

 参加した小学生は、楽しそうに実験を行っていました。今回の講座をきっかけに、物事を科学的な視点からとらえる姿勢が育っていってくれることを期待します。

偏光の説明偏光板の実験大気圧の説明魚釣りゲーム参加した高校生と小学生

復興と廃炉に係る研修「震災当時の現状を知る」

日  時: 令和3年10月1日(金) 15:20~17:30

場  所: 本校理科実験室1

対象生徒: 高校2年生 SSコース選択者

 

 被災を体験された方より、当事者だからこそ語れる生の声をお伺いすることで、県外あるいは海外の方々とのコミュニケーションをしていく上で、東日本大震災や東京電力第一原子力発電所の事故後における福島県の現状を伝えるために、生徒自身で正確な知識を発信できる力を育成するプログラムです。福島県教育委員会主催の令和3年度「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」として実施しました。

 福島県南相馬市で被災された原発災害を語り継ぐ会主宰 高村美春様、宮城県東松島市で被災された東北学院大学教養学部地域構想学科3年 雁部那由多様から、震災当時の様子を伺いました。

 高村さんからは、震災当日から原子力発電所事故後、情報が乏しい中どのように行動するのが正解なのか、判断しなければならないことのもどかしさについて聞くことができました。

 また、雁部さんからは、地震当日のたった数十センチの違いで人の生死が決まってしまった津波の恐ろしさについて教えていただきました。そして、「未災地」での防災や「災間」災害と災害での間に何を行っていけばよいのかの問いかけがあり、生徒それぞれがこれからについて考える時間となりました。

 

〇生徒感想

  • 語り部の方々から聞いた震災の話はとてもリアルで、私たちは常に災害の危険性と隣り合わせで生きているんだということを再認識できた良い機会だった。今回の話のような状況が自分にも起こりうるということを前提に、そのような状況下で自分に何ができるか考え言葉にすることが大切だと思った。地域そのものが体験・経験を失ってしまわないように自分と自分の大切な人が救われるようにできることをしていこうと思った。今後の避難訓練も今日学んだことを踏まえて有意義な活動にしていきたいと思う。 
  • 今まで福島のことを聞く機会は多かったが、宮城の状況について聞く機会がなかったため、聞けてよかった。宮城の海岸沿いのところでも被害が大きいところと小さいところがあり、地形によって差が出ていることがわかった。また、海から遠くても、近くに川がある事で海から逆流してくる水が川から溢れて津波になることがあるというのを初めて知った。津波と言うと海からのものしか考えていなかったため、このような知識を得られてとても良かった。また、福島の原発事故から、情報を素早く被災地の住民に伝えることが大切なのだとわかった。

 

 この活動の様子は、10/4(月)の福島民友新聞、10/5(火)の福島民報新聞と河北新報の各紙にも掲載されました。

講義の様子1講義の様子2質問の様子1質問の様子2

高校1年SSコース 落下モデルコンテスト ~仮説編~

日  時: 令和3年10月6日(水) 6、7校時

場  所: 本校講義室1

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者

 

 高校1年生SSコース選択者を対象に、「落下モデルコンテスト」を10/27(水)に行います。コンテストは、折り紙1枚とクリップ1個で作成した落下物の滞空時間と飛行距離を測定して競います。今回はコンテストに向けて仮説を立て、規定ルール内で滞空時間と飛行距離が長いものにするための発想力と独創性のある機体を作成し、実際に落下させて確認しました。

 今回の結果を活かし、次回はコンテストに向けた情報取集や機体の作成に取り掛かります。生徒の皆さんは優勝を目指して頑張ってください。

競技説明班で話し合い1班で話し合い2落下実験

高校1年GSコース「Society5.0とデータ分析」

日  時:令和3年9月22日(水)5・6校時

場  所:大講義室、各教室

対象生徒:高校1年生 GSコース選択者

 

 高校1年生GSコース選択者を対象に、「地域探究」を実施しました。今回は、凸版印刷様より、稲田優史氏、川口一八氏、佐藤伸一氏の三氏を講師に迎え、「Society5.0とデータ分析」をテーマに講義をしていただきました。

 「Society5.0が目指す未来像」、「Society5.0で求められる力」、そして「データ分析の流れ」について、身近な例を交えながら詳しく教えていただきました。様々な情報があふれる社会の中で、必要な情報を選択、整理し、その中から価値を見出すデータ分析の能力は、Society5.0で重要な力になることを、実感した生徒も多かったようです。

 続いて6校時は前時の講義を踏まえ、RESAS(地域経済分析システム)を活用し、各地域の人口構成比や昼夜間人口比率を調べました。今後もデータ分析のノウハウを活かしながら、探究活動に取り組んでまいります。

※この活動は9月23日(木)の福島民友新聞にも掲載されました。

高校1年 SSコース 「医療に関する講義」

日  時:令和3年9月30日(木)

場  所:大講義室

対象生徒:高校1年生 SSコース選択者、高校2年生 希望者

 

 1年生のSSコース選択者および2年生の希望者を対象に、医療に関する講義を行いました。

 前半では福島県立医科大学附属病院の引地先生にご来校いただき、本物の内視鏡や、実際の現場で撮影された動画を用いて講義をしていただきました。希望者の中から選ばれた生徒は実際に内視鏡に触れて操作することもでき、記憶に残る経験になったと思います。

 後半は、オンラインで会津医療センターの山中先生に地域医療に関する講義をしていただき、問診時に気を付けていることや、奥会津にスポットを当て、地域に密着した医療がどのように行われているのかなどをお話いただきました。問診時に重要な傾聴・共感などは日常生活における人間関係にも役立つことであり、すべての生徒にとって学びのある時間になったことと思います。

 お二人の先生の講義を通し、生徒たちは自分の将来や医療現場に対する見識を広げる機会となったのではないでしょうか。

高校1年SSH GSコース 「地域探究」始動しました!

日  時:令和3年9月15日(水)

場  所:本校大講義室、教室

対象生徒:高校1年生 GSコース選択者

 

 高校1学年GS(グローカル探求)コースでは、9月より「地域探究」が始まりました。今回のテーマは「会津・地方創生プロジェクト」です。5~6月に実施した「探究入門」での経験を生かし、会津各地域の課題を見つけ、解決に向けた活動を行います。実現可能性の高いプランの構築に向けて地域と協働して取り組み、最終的に、生徒たちが考えたプランを地方自治体や企業の方へ提案します。

 今回は、全体講義で「地域探究」の活動で実施していく内容について説明を受けた後に、各チームに分かれてブレーンストーミングを行いました。生徒たちは自分たちが選んだ地域の魅力や課題について、様々な角度から意見を挙げていました。この「地域探究」を通して会津の魅力を再発見し、そして会津の各地域が抱える課題に対して自分事として捉えて考えていく時間にしてほしいと思います。

アース製薬 生物飼育室オンライン見学 (教員研修)

日  時: 令和3年9月27日(月) 14:00~15:30

場  所: 本校大会議室

対  象: 本校教員 10名

 

 アース製薬と福島県との連携の一環として、教員を対象としたアース製薬様の生物飼育室のオンライン見学に参加しました。

 100種類を超える害虫を100万匹以上飼育している虫の飼育室や効力試験についてオンラインで見学をさせていただきました。ゴキブリの生態や貴重なゴキブリの脱皮の様子など興味深いものでした。この他にも様々な害虫の飼育や殺虫剤の効果などについて講義していただきました。この研修を通して、今後生徒たちに課題研究のテーマ設定の時などに役立てていきたいです。

 お忙しい中ありがとうございました。

講義のようす1講義のようす2

高校1年SSコース ブナ林研修発表会

日  時:令和3年9月22日(水)

場  所:本校各教室

対象生徒:高校1年生 SSコース選択者

 

 高校1年生SSコースの生徒による、ブナ林研修の発表会が行われました。

 夏季休業中に実施した「SSH野外研修」で行った調査を通して、班ごとに研究・考察を行い、ブナ林に対する理解を深め、その内容をポスターにまとめて発表を行いました。

 生徒たちは担当教員による指導のもとポスターの作成と練習を行い、本番に臨みました。とても緊張した様子でしたが、どの班も熱心に発表を行っていました。

 後日、教員による審査と生徒による投票により順位を決め、表彰を行う予定です。

 生徒の皆さん、お疲れ様でした。

発表の様子1発表の様子2発表の様子3

高校2年SSコース 復興と廃炉に係る研修「1F廃炉ワークショップ」

日  時: 令和3年9月10日(木) 15:20~17:45

場  所: 講義室1、高校特別教室1、理科実験室1、第1理科室

対象生徒: 高校2年生SSコース選択者 40名

 

 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故後における、福島県の現状を伝えるために、生徒自身で正確な知識を発信できる力を育成する目的で実施したプログラムです。

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)さんの御協力のもと、オンラインで実施しました。

 初めに、事前レクチャーの映像を見た後、「福島第一原子力発電所の廃炉に係る現状と今後の課題」としてNDFの福田俊彦さんから講義を受けました。15の疑問や不安なことについて、丁寧に解説していただきました。

 その後、8班にわかれ、「問いをたてる」という内容でグループワークを行いました。10分程度で各班で疑問点などに対して問いを立て、その問いに対しNDFの福田さんから1時間程度回答してもらいました。

 <主な質問内容>

  • 燃料デブリを取り出した後どうするのか
  • 処理水、とくにトリチウムについての取り扱いについて
  • 廃炉に関わっている人や作業員について

 

●生徒の感想(一部)

  • 廃炉には様々な問題があるが、今回のようにその取り組みを理解することによって自分たち自身で問題点や解決策を考えることも可能になると思った。今回、疑問を出し合って考えを深めることができたのはとても良い経験だったと思う。今まで廃炉の危険性を不安に思っていたが、この研修で詳しく説明を受けたため私たち若者がいつまで続くか先の見えない廃炉の問題の次世代の担い手として尽力していくべきだと改めて思った。今後このような話題も積極的に取り入れて、さらに考えを深めていけたらと思う。

事前レクチャー講義問いを考える

SSH探求部 古生物班 (3)化石拾い

日  時: 令和3年9月9日(木) 放課後

場  所: 本校 理科実験室1

対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年SSコース選択者 3名

 前回(※7月2日:(2)硫酸ナトリウム処理)までに薬品処理をすべて終了し、これからサンプルから浮遊性有孔虫の化石拾いに入ります。今回は、県立博物館の相田優さん、猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さんをお招きして化石拾いの指導していただき、実践まで行いました。

 双眼実体顕微鏡を用いて1mmにも満たない化石の見つけ方、取り出し方、保存の仕方を学びました。生徒たちは、初めて見る有孔虫化石に戸惑いながらもじっくり観察し、見つけだした時は喜びの表情を浮かべていました。これから1サンプルにつき約200個体を見つけ出します。頑張っていきましょう!

顕微鏡の取り扱い方の説明有孔虫化石の取り出し方の説明実践1実践2

令和3年度小学生のための科学実験講座

日  時: 令和3年8月6日(金) 9:30~12:00 13:00~15:30

場  所: 本校 理科実験室 

対象生徒: 小学生5、6年生対象 205名

 

 主に会津地区の小学校5、6年生、約200名が参加し、午前の部と午後の部に分かれ、それぞれ物理、化学、生物、地学、情報の5つの講座を行いました。

 今回も会津学鳳中学校情報科学部の生徒達がTA(ティーチング・アシスタント)として、活躍してくれました。実験中、小学生へ丁寧に対応をしてくれて実験がスムーズに行えました。

 マスクの着用、3密を避ける、換気を十分にするなど、新型コロナ感染症対策を十分に行い実施しました。

 それぞれの講座の内容は次のとおりです。

  • 分光器をつくろう~いろいろな光をかんさつしてみよう~(物理)
     分光器を組み立て、それを使って光を観察しました。
  • レモンの不思議実験! (化学)
     レモンをテーマに様々な実験を行いました。レモンに含まれる成分は、リサイクルや、食品保存の分野で大活躍しています。楽しくて役に立つ実験を行いました。
  • 身近な野菜でおもしろ実験 (生物)
     身近にあるタマネギやニンジン、パプリカなどの野菜を使って実験をしました。野菜で染色、野菜ロケット、野菜や果物の中のビタミンCの量を測るなど、いろいろな実験を行いました。
  • 雲のメカニズム実験!
     簡単な実験を通して水の変化や気圧と温度の関係を確かめ、ペットボトルを使って雲の発生する様子を観察しました。また、過冷却の実験も行いました。
  • ロボットを組み立てて動かしてみよう! (情報)
     LEGOブロックを使って組み立てた二輪駆動型ロボットを、プログラミングして動かしました。

 

 各講座とも楽しんで実験をおこなうことができました。これをきっかけに科学への興味・関心を深めてもらえると幸いです。

 

令和3年度 科目スーパーサイエンス 分子生物学実験講座

日  時: 令和3年8月18日(水)~20日(金)

場  所: 本校 理科実験室3

対象生徒: 高校2年 科目スーパーサイエンス選択者 計40名

講  師: 本校教員

 

 この実験講座は学校の授業では行う機会がなく、また最近話題のPCR法など、生徒が科学の面白さや重要性を再認識する機会としています。さらに、今年度行なっている課題研究でも使用することが考えられる、器具の使用法や実験方法とその理論の習得にもつながる授業です。また、今年度もコロナ感染症対策のため2班に分けて実施しました。

 実施した実験は以下の3つです。

  1. DNAの抽出
  2. PCR法による遺伝子の増幅
  3. 電気泳動法による遺伝子の解析

 

◆生徒の事後アンケート~抜粋~

  • 最近、よく聞くようになったPCR検査というものがどういうものか分かった。いろいろな実験機材を使った実験はしたこともなかったのでよい体験ができた。これからの実験でも使えるであろう知識なのでしっかりと活かしていきたいです。

  • テレビのドラマでは髪の毛などからDNAを採取して証拠にすることが多いので細胞からDNAを取り出すことは簡単だろうと思っていました。けれど、実際はとても手間のかかる行程であることを知り、大変驚きました。今回の実験を通してPCR法や電気泳動法について知り、貴重な体験ができてよかったです。

  • 今回の実験では普段やる機会がない実験を行うことが出来て新鮮だった。難しかったが、普段聞くPCR法の意味を理解出来たり、マイクロピペットの使い方を覚えられたりしたのでよかった。

  • 実験を通して、PCRの手間がとてもかかることを実感し、現在新型コロナウイルスのPCR検査に時間と労力と費用がかけられていることを実感した。

  • 今回の分子生物学実験講座では、DNAの抽出や、PCRによる遺伝子の増幅、電気泳動法などについて学んだ。去年の生物基礎で学んだ遺伝子のことをより深く学べて楽しかった。普段使うことのない実験器具や、装置の使い方も学べてよかった。

  • メディアでPCR検査という単語はよく耳にしていたが今回の講座で理解が深まった。アルコール代謝能を調べるだけでたくさんの薬品を使っていて驚いた。精密な過程を通して結果がわかる実験だったので医療や生物学などの大変さを実感した。

 

DNA抽出PCR法電気泳動法

SSH生徒研究発表会(全国) 奨励賞受賞

日  時: 令和3年8月5日(木)

場  所: 神戸国際展示場

対象生徒: 高校3年生 SSコース選択生徒 2名

 

 全国のSSH指定高校の生徒たちが集まり、課題研究のポスター発表を行うSSH生徒研究発表会に参加してきました。
  昨年度は、新型コロナ感染症のためオンラインでの開催でしたが、今年度は、感染対策をしっかり行ったうえで、ポスター発表のみを部門ごとに分かれて開催されました。

 本校生徒の発表は2日目の8/5(木)だったため、前日の8/4(水)に神戸に向けて出発しました。食事も各自ホテルの部屋で取ることを指示されるなど、感染対策を徹底した中で開催を迎えました。
  8/5(木)には、「ハチノスツヅリガのポリエチレン分解菌についての研究」のポスター発表を行いました。生徒たちは今までの自分たちの研究成果を丁寧に伝えようと一生懸命に発表を行いました。そして、聴衆とのやりとりにおいて様々な角度から自分たちの研究への意見をいただき、思考を深めることができたとともに、研究活動の楽しさを味わったようです。
 コロナ禍の中、様々なことが制限された発表会でしたが、全国の高校生や審査員の先生方の前でのポスター発表や、ディスカッションは実りの多いものでした。リモートでは味わえない生の反応や声を聴くことができ、生徒も、1日のほとんどを発表時間に費やし疲れたようでしたが、楽しさを味わい、達成感を感じたようです。また、生徒たちは同年代が行った課題研究から多くを学ぶととともに、大きな刺激を受けました。今後、研究活動の質の向上につながると期待します。このように多くを学べた発表会でした。

 さらに、後日8/20(金)にオンライン上で最終成績が発表され、奨励賞に選ばれました。この賞は参加校224校中の上位6位~12位の学校に授与されるものです。この受賞は本校がSSHに指定されて12年の歴史の中で初の快挙です。日頃の先生方のご指導や保護者の協力、生徒たちの努力が実を結んだものです。今後とも多方面からご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

会場前で記念撮影感染対策をしたうえでの発表先輩研究者の講演会場の国際展示場

 

1年生 コンピュータリテラシー育成講座

日   時: 令和3年8月19日(木)

場   所: コンピュータ実習室、情報演習室

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者 54名

 

 8月19日(木)に、1年生SSコース選択者を対象に、コンピュータリテラシー育成講座を開催しました。講座のタイトルは「Excel VBAで学ぼう! プログラミング講座」で、Excelの基本的な扱い方やマクロの活用、VBAによるプログラミングに挑戦しました。

 内容は以下の通りです。

  • Excelの基本
  • Excelマクロ
  • VBAとマクロ
  • アルゴリズム
  • アルゴリズムの基本構造
  • VBA実習「スネークゲームを作ろう!」

 

 最後のVBA実習では、140行にわたるプログラム作成に挑戦しました。プログラムが動かない原因を見つけ、何度も修正しながらプログラムを完成を目指し、頑張りました。

 

【生徒の感想】

  • 授業でエクセルを学ぶ時間はあったのだが、ここまで詳しく学んだのは初めてだったと思う。これからはより一層パソコンを使う機会は多くなっていくと思うので、今回の講座で学んだことを生かしていければなと思った。これからも精進していきたい。

  • 今回学んでいて、よく使うエクセルの関数について知れたので日常生活でも活用していけばもっと効率化できると思いました。さらに、マクロについても活用すれば同じことを複数回繰り返さずに入力できるパソコンの強みを生かしていこうと思います。プログラミングに関してもとても興味があるのでいろいろな言語に挑戦していこうと思いました。

  • 今までプログラミングを経験したことがあまりなく、コンピュータができることはすごいんだなと改めて実感しました。特に印象に残ったのはVBAプログラムの入力です。自分で入力したことをコンピュータが理解しているような感じでうれしかったです。最後のスネークゲームでは実際にゲームをしてみるところまで行けなかったのでパソコンを使うことに慣れようと思いました。

 

全体の様子実習の様子1実習の様子2

令和3年度海外研修オンラインミーティング1回目

日  時:令和3年8月4日(水)

場  所:本校、情報演習室

参加生徒:高校2年生12名(本校海外研修参加希望者)

 

 令和3年度海外研修オンラインミーティングの1回目が8月4日(水)に本校情報演習室で行われました。交流校は台湾の建国高級中学で、本校からは希望した高校生12名が参加しました。

 内容は以下のとおりです。

オープニングセレモニー(両校校長挨拶)

両校の学校紹介

各グループに分かれての自由交流

アプリ「Kahoot(カフート)」を用いたクイズゲーム大会

クロージング(次回までの準備課題の確認等)

 今回の第1回目のミーティングは“顔合わせと交流”を目的として実施されました。事前に交流相手を決め、メールで自己紹介等のやり取りをした相手との交流でした。生徒達はミーティング前は不安な様子でしたが、各グループでの交流が始まると、相手の発表に真剣に耳を傾け、自分達の発表ではスマートフォンの画像を見せたり、身振り手振りで表現したりと、熱心にコミュニケーションをとっていました。後半のクイズゲーム大会も大いに盛り上がりました。

 次回は11月にメインテーマである“人権”に関する発表とディスカッションを予定しています。より充実した交流となるよう事前準備を進めてまいります。

学校紹介の様子相手校の発表を聞く様子全体の様子各グループでの交流の様子各グループでの交流様子クイズゲーム大会の様子

デジタル経営シミュレーションコンテスト

日  時:令和3年8月5日(木) 9:00~12:00

場  所:本校コンピュータ実習室,PC室よりオンライン参加

参加生徒:中学生チーム5名(中学3年生)、高校生チーム4名(高校1,2年生)

 

 デジタル経営シミュレーションコンテスト(主催 SAPジャパン株式会社)が8月5日(木)にオンラインで開催されました。本校からは中学生チーム(5名)と高校生チーム(4名)の2チームが参加しました。

 競技内容は以下のとおりです。

  • チームごとに1つの会社を運営する
  • 実際の企業が利用しているERPsimというツールで会社運営をシミュレーションする
  • ラウンド1から3の3回行い、作戦を練りながら各チームが最終的な利益を競い合う

 

 コンテストには、会津若松市内の中高4校と社会人チームの全7チームが参加しました。

 各チームごとに、社長を中心に在庫管理・調達・営業などの役割分担を決め、架空の地域に飲料水を販売し、利益を上げるための戦略を立てながら会社を運営しました。

 結果は以下のとおりです。

 第1位 会津若松市立第二中学校

 第2位 福島県立会津学鳳中学校

 第3位 福島県立会津学鳳高等学校

競技に取り組む中学生チーム在庫や売れ行きをデータで確認する様子第2位となった中学生チーム第3位となった高校生チーム

第1回 サイエンスブロッサムカフェ

日  時: 令和3年7月30日(金) 13:00~14:45

場  所: 本校講義室1

対象生徒: 理系進学(特に会津大学)を目指す 高校1年生9名 高校2年生4名

 

 サイエンスブロッサムカフェは、女性研究者のワーク・ライフ・バランスとキャリアモデルに対する理解を深め、女子生徒の大学院進学も含めた進路選択肢の幅を広げ、科学者の育成につなげることを目的に理系進学を希望する生徒を対象に女性科学者によるワークショップを行いました。

 第1回の講師は会津大学准教授 奥平恭子先生です。奥平先生は最初は外国語学部に入学、卒業され、一般企業に勤めたのち、再び受験をして理学部へ進学され、現在研究者として活躍されています。その経験から、「やる気」と「熱意」があればどんなことでも挑戦できること、その中でも「英語」を武器にしていくことの重要性についても教えてくださいました。今後、進路選択をしていく中で大切なことを多く学ぶことができました。

 

〇生徒の感想

  • 今まで知らなかったことへの関心を持つことができました。宇宙はとても広くてまだ誰も知らない知識もたくさんあると思います。その誰もまだ見つけていない知識を見つけ出すことに僕は興味をもちました。今回は、自分の今後について考える良いきっかけになりました。
  • 会津大学への興味があって参加しました。英語力が不可欠で専門性が高いイメージがありましたが、自分がやりたい研究だったり、それへの熱意があれば何とかやっていけるのではないかと感じました。

  • 今まではただ理系の大学に行きたいだけだったけれど、将来のことについて少しわかった気がする。自分も好きな事についてたくさん学びたいので、英語は高校生のうちに頑張らないといけないと思いました。

導入部分全体の様子研究者になるためには