SSH 活動の記録

カテゴリ:SSH

令和2年度SSH研究成果発表会および課題研究発表会

日  時: 令和3年2月18日(木)

場  所: 本校高校棟各教室、各実験室、各情報室

対象生徒: 高校1・2年生474名 および 中学3年生 89名

 

1年間取組んできた課題研究の発表会を行いました。高校1年SSH・SSH産業社会、高校2年SSH・総合的な探究、中学3年RPの発表がありました。例年であれば、全校生が体育館に集合し発表を行っていましたが、今年度は新型コロナ感染症対策のためリモートで全体会を行いました。また、ポスター発表も体育館の発表を取りやめ、分科会方式で各教室をつかって行いました。

全体会では、2年生が英語によるSDGsの発表と、台湾リモート研修で学んだ成果の発表を行いました。また、福島県生徒理科発表会で1番になった2年SSH探求部の研究も披露されました。圧倒的な成果の情報量でしたが、日々の研究の賜物であるとしか言いようがありません。その他の発表も地域の課題を取りあげたものや個人の興味関心で設定したテーマによる研究など、感心するものばかりでした。

午後にはSSH講演会を行いました。宮城教育大学教員キャリア研究機構国際教育領域 市瀬智紀教授から「なぜいま中学生・高校生が地球的課題の解決(SDGs17Goals)に立ち向かうのか」というテーマでリモート講演をいただきました。現在のSDGsに対する考えや取り組み方など具体的に丁寧に話していただきました。これから地球上で生きている私たちがどのように目標に向かって取り組んでいけばよいのかを理解することができました。

分科会は、各教室で様々な学年クラスの発表者・聴衆者が集まり発表が行われました。発表された研究内容が素晴らしく、発表を聞いた生徒からも活発な意見が飛び交っていました。分科会に参加した先生方からも、「研究内容が目からうろこの内容だった」という声も聞かれました。また、福島高校、安積高校、大沼高校の課題研究発表もリモートで行われました。他校の研究を聴く機会は今までなかったので、新鮮に感じたのではないでしょうか。

1日を通して、発表者も聴衆者もよく頑張ってくれました。きっと今後の糧になると思います。皆さん、お疲れさまでした。

 

開会講演会全体会分科会2

令和2年度 福島県SSH英語による課題研究発表会

日  時: 令和3年1月31日(日)

場  所: 本校、福島高校、安積高校 3校リモート発表会

対象生徒: 2年科目SS選択者 41名

 

 令和3年1月31日(日)に本校と福島高校、安積高校のSSH選択者約100名でZoomを利用したオンラインによる英語による課題研究発表会を行いました。本校からは物理分野2件、化学分野2件、生物分野2件、地学分野3件、情報分野2件、数学分野1件の計12件の発表を行いました。4分科会に分かれ、英語で発表後、質疑応答も英語で行いました。しかし、英語表現では難しい部分は日本語で対応していました。

 今年は新型コロナ感染症対策のため、他校の研究発表を聴く機会が少なかったのですが、合同の交流会を通して生徒たちは多くの刺激を受けたようです。自分たちの研究成果を発信できたことと、英語で発表するまでの準備期間に十分な手ごたえを感じ、また次に生かしていけたらと意気込んでいました。

 

英語による課題研究発表会2英語による課題研究発表会3

1年SS探究活動発表会・表彰式が行われました

日  時: 令和3年1月27日(水) , 2月1日(月) 

場  所: 大講義室,物理実験室

対象生徒: 1年SS選択生徒

 

1月27日(水)6・7校時に、高校1学年探究活動発表会が行われました。

決められたテーマから課題を発見し、解決していく力を養成することを目的に、授業時間や放課後の時間を利用して探究活動を行い、探究活動の成果をスライドで発表しました。

発表会の様子①発表会の様子②発表会の様子③

初めての探究活動であり、データの扱い方やスライドのまとめ方に難しさを感じた生徒も多かったようです。教員による審査の結果、以下のテーマについて発表した班が表彰されました。

順位

テーマ

表彰の様子

1位

8班 

「ゾウリムシの収縮胞の収縮回数と塩分濃度の関係について」

 1位

2位

5班 

「水溶液は溶けにくい?~溶質の種類と凝固点の関係~」

 2位

3位

7班 

「植物の進化に迫る!~光合成色素の分離による系統分類~」

 3位

 

審査の結果、1位に選ばれた8班の生徒は2月18日(木)に行われるSSH課題研究発表会にて1年生の代表として口頭発表を行う予定です。

今後は今回の活動をポスターにまとめ、発表会に向けて準備をしていく予定です。

 

 

SSH海外リモート交流会を実施しました

日  時: 令和2年12月24日(木)

場  所: 会津学鳳高校

対象生徒: 高校2年生徒 29名

 

 本校では、SSH海外研修の一環として、高校2年生を対象に台湾研修を実施しておりましたが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止となりました。そこで、その代替事業として台湾建国高級中学校とリモートでの交流会を実施しました。

 1回目は、お互いの文化、学校生活について意見交換をして親睦を深め、2回目は、SDGsをテーマに、お互いにプレゼンテーション、質疑応答を行ないました。その後、交流校とグループとなり、SDGsの達成に向けて高校生ができることについて、ディスカッションし理解を深めました。英語でやり取りを重ね、伝えることの大変さ、楽しさを感じた様子でした。

 

【生徒感想】

  • 今回の交流では、マイクロプラスチックのプレゼンをする機会をいただけたことで、自分達の研究を台湾の高校生にも知ってもらえたことがとても嬉しかったです。質問にうまく答えられなかったことが残念でした。英語をもっと勉強したいと思います。
  • 1番興味深かったのは、SDGsについての意見交換です。日本で過ごしていて、他国の人は地球温暖化についてどう考えているのか知る機会がなかったので、とても貴重でした。世界的に、SDGsの達成への道のりが長いことを実感し、同時に使命感もより感じました。

 

交流会の様子①交流会の様子

女性科学者講演会

日  時: 令和2年12月23日(水)

場  所: 本校大講義室

対象生徒: 1年SSH選択者、2年SSH選択者、一般希望生徒

 

 本校大講義室において、福島大学農学群食農学類准教授岡野夕香里 先生による「植物病理学の世界~植物も風邪をひく!~」という演題の女性科学者講演会が開催されました。今回は、急激なコロナ感染症の拡大により予定を変更しリモートでの開催となりました。

 講演では、あまりなじみのなかった「植物病理学」という学問分野について詳しくお話しいただき、また、女性のキャリア形成におけるジェンダーの問題について、ご自身の経験も織り交ぜながら、わかりやすくお話しいただきました。

 生徒たちは、女性科学者も含めた科学者や科学研究への理解が深まり、また、先生ご自身の経験談から、生徒自身の将来の進路についても考えるヒントを得られたようでした。今後の学習に対するモチベーションの向上にもつながったようで、これからの学校生活において生かしていけるのではないかと思います。

 

講演会の様子①講演会の様子②