SSH 活動の記録

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SSH探求部古生物班・2年SS地学班 サンプル採取へ

日  時: 令和3年6月13日(日)

場  所: いわき市アンモナイトセンターおよびその周辺

対象生徒: SSH探求部古生物班7名、2年SS地学班3名

 

 県立博物館との共同研究「双葉層群から産する微化石の研究」のサンプル採取のため、いわき市アンモナイトセンター(いわき市大久町)へ行ってきました。今回は双葉層群足沢層の地層からサンプルを採取しました。サンプル採取にあたっては、県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、アンモナイトセンターの歌川史哲さん、いわき市石炭・化石館の吽野翔太さんにご協力いただきました。

 まず、午前中は足沢層から産出する化石の講義を受け、そのあとセンター内の地層から化石発掘を行いました。初めての発掘体験でしたが、手ほどきを受け多くのイノセラムス(二枚貝の一種)の化石をとることができました。午後は、アンモナイトセンターから約300m離れた場所の地層からサンプル採取を行いました。大きなつるはしを駆使し、有孔虫がとれそうな泥岩を採取しました。

 今後、このサンプルを処理し、得られた有孔虫から詳細な地質年代を明らかにしていきます。

 

アンモナイトセンター露頭サンプル採取つるはしを使ってサンプル採取足沢層の露頭

高校1年生SSH SSコース ブナ林ミニ研究 講義

日  時: 令和3年6月2日(水)

場  所: 本校 講義室1

対象生徒: SSコース選択者 54名

 

 高校1年生SSコース選択者を対象にブナ林ミニ研究が始まりました。ブナ林野外実習を軸として、研究の進め方について把握していきます。

 今回は研修の基本的な知識を理解するうため、「植生の多様性と遷移について」とい題で本校教諭 遠藤浩先生を講師として講義を行いました。ブナ林の形成の仕方などを、今後ブナ林に関する研修をしていくうえで必要なことを学びました。これからは、ブナ林に関する疑問点を見つけ、仮説を立て、考察・まとめを行います。

講義の様子①講義の様子①

県立博物館と共同研究はじめます

日  時: 令和3年6月2日(水)

対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年生SSコース選択者 3名

 

 探究活動で「化石の研究がしたい」という生徒からの希望があり、県立博物館の専門員さんへ相談したところ会津の化石はほとんど研究されているとの回答でした。それでも「化石の研究がしたい」という生徒の意気込みを買われ、専門員さんのいわきのフィールドでの共同研究を行なうことが決定しました。双葉層群における有孔虫の年代測定の研究はまだ詳しくなされていないということで、有孔虫における年代測定を研究することになりました。

 県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、相田優さんとともに新しい発見がなされることを期待しています。

 県立博物館との共同研究に関してのチラシ <PDF>

 共同研究の件に関して福島民報社さんから取材を受け、2021年6月3日付の新聞に掲載されました。

 

福島民報さんの取材を受ける生徒

高校1年SSH GSコース第2回 探究入門

日  時: 令和3年6月2日(水)

場  所: 大講義室、各教室

対象生徒: 高校1年生GSコース選択者

 

 高校1学年GSコース選択者を対象に第2回「探究入門」が行われました。

 探究活動とはどのようなものかについて、教員によるデモンストレーションを交えながら活動内容を確認するとともに、今後のケーススタディの進め方について全体講義を行いました。

1探究入門(説明)2提示された課題3T先生とH先生の探究例

 その後は各クラスに分かれてグループワークを行いました。生徒たちは前回、スマートシティAiCTの方々から提示された、食農分野と環境分野における「会津若松市の課題」の解決策についてグループごとに意見を出し合いました。身近な地域の課題について、生徒たちがどのような解決策を打ち出すのか楽しみです。

生徒の活動①生徒の活動②付箋アップ

 

2年SSH生物班が水生動物採集に行きました!!

日  時: 令和3年5月16日(日)

場  所: 新湯川、阿賀川本流、天神橋周辺湯川

参加生徒: 2年SSHコース・マイクロプラスチック研究班 6名、教員 2名、指導者・川の達人の会 1名

 

 令和3年5月16日(日)に、2年SSHコースのマイクロプラスチック研究班は、3つの河川に水生動物(魚など)の採集に行きました。この班では、会津地区の水生動物と河川のマイクロプラスチック汚染状況を調べる研究をしており、今回はそのための試料採集に行ってきました。

 当日は、昼過ぎから雨の予報でしたが、午前の採集の時間帯には雨が降らず、河川でしっかり活動することができました。生徒は川の中に膝までつかりながら網を使う捕獲作業を初めて体験しましたが、指導していただいた方の話をよく聞いて頑張っていました。今後、採集した水生動物を調べ、汚染状況を確認していく予定です。

 指導していただいた川の達人の会の方には、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

魚採集写真1魚採集写真2魚採集写真3

探究活動研修会(教員向け)

日時: 令和3年5月26日(水)

場所: 本校大会議室

対象: 本校教員

 

 1年SSH産業社会、2年総合的な探究の時間における探究活動の充実を図るため、指導方法などについて一連の流れを把握したり、学校全体で探究活動に取組む体制を整えるための教員向け研修会をおこないました。

 今回の研修会では、本校の探究活動の位置づけや探究活動における教員の指導方法について情報を共有しました。その中から見えてきた課題などを改善しながら、学校全体で推進してまいります。

 

全体のようす講演の様子

高校1年SSH GSコース第1回 探究入門

日  時: 令和3年5月19日(水)7校時SSH産業社会
場  所: 第一体育館
対象生徒: 高校1年生GSコース選択者

 高校1学年GSコース選択者を対象に第1回「探究入門」が行われました。
 今回実施された「探究入門」は「自ら課題を発見し、解決する力」の育成を目的とし、SSH3期目が始まった本校で、新たに実施される取り組みの1つです。

 今回はスマートシティAiCTより、凸版印刷佐藤伸一様、神翔太様、アクセンチュア工藤祐太様、バンプージャパン伊藤真人様を講師としてお招きし、「会津若松市の課題と取り組み」について食農とエネルギーの分野からお話しいただきました。

 今後は、今回ご説明いただいた会津若松市の現状をふまえて、生徒自身が会津若松市の抱える課題に対する解決策を考えていきます。

 

公演の様子①公演の様子②講演の様子③

SSH産業社会ガイダンス

日  時: 令和3年4月14日(水)

場  所: 本校第一体育館

対象生徒: 高校1年生全員

 

 会津学鳳高校では、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として「グローカル探究コース(GS)」と「サイエンス探究コース(SS)」を設けて探究活動を行なっています。グローカル探究コースは「地域に根ざした探究活動をおこなうコース」、サイエンス探究コースは「数理系の高度な活動を踏まえながら、地域に根ざした探究活動をおこなうコース」となっており、全員どちらかを選択し探究活動を行ないます。

 今回は、GSコースとSSコースで行う事業内容を確認し、これから行なう探究活動に関しての心構えを説明しました。これから3年間、探究活動を通して自ら考えて学ぶ力を身につけて欲しいと思います。

 

全体説明中真剣に説明を聞く様子

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期目指定を受けました!

日  時: 令和3年4月1日(木)

 

本校は2021年度(令和3年)より5年間の予定で、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期指定を受けました!

今回は全国43校の応募があり、外部有識者からなる企画評価会議協力者が書面及びヒアリングにより審査をし、21校が内定されました。その中の1校に本校が選出されました。

第3期目のSSHの研究のテーマは、「会津の地域資源を活用した、会津から世界を創造する科学技術者の育成」です。

会津大学や会津の企業等の地域資源を活用し、ローカルな会津人としてのアイデンティティを持ちつつも、グローバルな視野を持って学び、発信することができる人材育成のための効果的な教育プログラムの研究開発を行うことを目的として、生徒の5つの資質・能力の向上を目指し、Ⅱ期目までに確立した人材育成プログラムを精選・再編・拡充していきます。

本校で予定しているSSH事業の概要に関しては、下記のPDF資料をご覧ください。

第3期SSH事業概要図(PDF)

第3期SSH事業計画の概要(PDF)

 

今後も、本校のSSH事業における取組について、HPで随時発信して参ります。

令和2年度SSH研究成果発表会および課題研究発表会

日  時: 令和3年2月18日(木)

場  所: 本校高校棟各教室、各実験室、各情報室

対象生徒: 高校1・2年生474名 および 中学3年生 89名

 

1年間取組んできた課題研究の発表会を行いました。高校1年SSH・SSH産業社会、高校2年SSH・総合的な探究、中学3年RPの発表がありました。例年であれば、全校生が体育館に集合し発表を行っていましたが、今年度は新型コロナ感染症対策のためリモートで全体会を行いました。また、ポスター発表も体育館の発表を取りやめ、分科会方式で各教室をつかって行いました。

全体会では、2年生が英語によるSDGsの発表と、台湾リモート研修で学んだ成果の発表を行いました。また、福島県生徒理科発表会で1番になった2年SSH探求部の研究も披露されました。圧倒的な成果の情報量でしたが、日々の研究の賜物であるとしか言いようがありません。その他の発表も地域の課題を取りあげたものや個人の興味関心で設定したテーマによる研究など、感心するものばかりでした。

午後にはSSH講演会を行いました。宮城教育大学教員キャリア研究機構国際教育領域 市瀬智紀教授から「なぜいま中学生・高校生が地球的課題の解決(SDGs17Goals)に立ち向かうのか」というテーマでリモート講演をいただきました。現在のSDGsに対する考えや取り組み方など具体的に丁寧に話していただきました。これから地球上で生きている私たちがどのように目標に向かって取り組んでいけばよいのかを理解することができました。

分科会は、各教室で様々な学年クラスの発表者・聴衆者が集まり発表が行われました。発表された研究内容が素晴らしく、発表を聞いた生徒からも活発な意見が飛び交っていました。分科会に参加した先生方からも、「研究内容が目からうろこの内容だった」という声も聞かれました。また、福島高校、安積高校、大沼高校の課題研究発表もリモートで行われました。他校の研究を聴く機会は今までなかったので、新鮮に感じたのではないでしょうか。

1日を通して、発表者も聴衆者もよく頑張ってくれました。きっと今後の糧になると思います。皆さん、お疲れさまでした。

 

開会講演会全体会分科会2