SSH 活動の記録

カテゴリ:SSH

ブナ林研修(7月9日~10日)

場  所:ただみ・ブナと川のミュージアム、癒しの森、余名沢ブナ林

対象生徒:SSH産業社会 1年SSコース選択者

 

 7月9日(土)~10日(日)にかけて、只見町に1泊2日の研修へ行ってきました。新潟大学名誉教授兼只見町ブナセンターの館長でもある紙谷氏や同館職員の方々のご指導のもと、実習が行われました。ただみ・ブナと川のミュージアムでは只見町の自然について学習できたほか、ヘビとの触れ合いや、カエルの生態の観察もでき、生徒たちは興味津々で館内を見学していました。癒しの森や余名沢のブナ林での実習では、鬱蒼とした森に最初は戸惑っていましたが、実習後半には手順にも慣れ、班で協力して実習を行うようすが見られました。生徒からは「貴重な体験ができた」という声が多数聞かれ、充実した研修となりました。

   

 

 

高校生による会津地域活性化プロジェクト 「ALMS」 始動

日  時: 令和4年 7月 2日(土)
場  所: 本校第一講義室
対象生徒: 会津学鳳高校2年生12名 会津ザベリオ高校2年生10名

 会津地区の高校生が地域企業からの課題に対し、自分たちの考えや解決策の意見交換をくり返して解決策を見出す場を設けたいという趣旨のもと始動しました。
 会津地域の課題を自分事として捉え、さらに広い視野で課題を発見する力、コミュニケーション能力の向上を図り、この取り組みをきっかけに高校生同士の交流が増え、高校生が会津における地域創生の力になることを期待して「ALMS=Aizu Local industry Matching by high school Student」という名称をつけました。今年度は、会津学鳳高校2年生と会津ザベリオ高校2年生で活動を行っていきます。会津若松青年会議所、会津若松商工会議所青年部、福島県中小企業家同友会会津地区、会津若松市、一般社団法人AiCTコンソーシアムなどから29社の企業・自治体様の協力を経て実現しまし事業です。
 6つのテーマに分かれ、会津地域の問題点を見つけ解決していきます。これから議論を深め、会津地域を活性化させるために頑張っていきましょう!

復興と廃炉に係る研修「東京電力福島第一原子力発電の事故と復興について考える」

日  時: 令和4年6月17日(金)

場  所: 本校 講義室1

対象生徒: 科目SSを選択している2年生 40名

 

 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故後における福島県の現状と復興について伝えるために、生徒自身で正確な知識を発信できる力を育成する目的で実施したプログラムです。

 経済産業省資源エネルギー庁 木野正登 参事官をお迎えし、福島第一原子力発電所「廃炉と未来」というテーマで約40分の講義をいただきました。あの日福島で起こったこと、現在の状態、廃炉へ向けてどのような取り組みが行われているか丁寧に教えていただきました。

 その後、9班にわかれ、「問いをたてる」というグループワークを行いました。10分間程度で各班で問いを立て、その後1時間をかけてその問いに対して木野さんから直接回答をしていただきました。

《質問内容の一部》

・現在、原発内で何人くらいの人が働いているのか?保険は?

・処理水の海洋放出以外はなぜ却下されたのか?

・津波の想定が5mだった理由は?

・原発本体を覆うドームの形状が異なるのはなぜ?

 

《生徒の感想の一部》

・今回の講義は福島県に住む私たちにとって、とてもためになるものであった。この11年間で原発について、たくさんのことを知ってきたつもりだった。だが、トリチウム水の問題や当時の事故の状況など初めて知った。悪いことも多い反面、地道ながら復興に向かっていることもわかった。この問題は決して忘れてはいけないものなので、これからも、その動向に注目していきたい。

・私は今回の講義や、グループ活動を通して、十一年前に起こった地震や津波によって、原子力発電所が受けたダメージや、それによる私達の生活への影響について詳しく知ることができました。十一年経った今でも、放射線に関する風評被害は完全には収まっていないと聞きました。そして、原子力発電所から排出されるであろうトリチウムについて人々の不安の声が絶えないとおっしゃっていました。高校生である私には風評被害の解決などはできませんが、もし、放射線などを気にして、農産物や魚類を買わないと言う人が身近にいたら、今日の講話で学んだことを話してみたいと思います。

 

【講義の様子】 【話し合いの様子】 【模型を見ている様子】

SSH産業社会 SSコースガイダンス

日  時: 令和4年5月18日(水) 7校時

場  所: 本校2階 大会議室

対象生徒: 1年SSコース選択者

 

  生徒たちが探究活動を行うSSH産業社会が、いよいよ本格的に指導しました。初日は、自然科学に関する探究活動を行うコース(SSコース)を選択した生徒51名を対象に、ガイダンスを行いました。探究活動の意義や活動内容などについて、生徒たちは真剣なまなざしで話を聞いていました。その後、活動班に分かれ、交流をしました。

 知見を広げ、1つでも多くの『好き』が見つかるよう、楽しみながら今後の活動に取り組んでほしいと思います。

【ガイダンス中の様子】 【交流の様子】

GSコース 1年間の振り返りと次年度に向けて

日  時: 令和4年3月9日(水)

場  所: 本校大講義室、各教室

対象生徒: 高校1学年GSコース選択者

 

 高校1学年GSコースでは、教員班発表と1年間にわたって取り組んできた探究活動の振り返りを行いました。

 教員班発表では、教員チームが取り組んだ探究活動の成果について発表をしました。生徒だけではなく、教員自ら探究活動を実践する、まさしく「チーム学鳳」でした。

 振り返りでは、探究活動自体に対するフィードバックはもちろんのこと、チームとして助け合いながら活動できたこと、来年度に向けてどのような活動をしていくべきかなど様々な角度から振り返りを行うことができました。

 この1年間、地域課題に向き合う中で色々なことを感じ、学び、成長できたのではないでしょうか。来年度の探究活動にも期待したいと思います。

 GSコース選択者の皆さん、本当にお疲れ様でした!