2021年6月の記事一覧
高校1年SSH GSコース 「探究入門」クラス発表会と講演
日 時:令和3年6月23日(水)
場 所:本校 大講義室、各教室
対象生徒:高校1年生GSコース選択者
高校1年生GSコース選択者を対象に、第5、6回の「探究入門」が行われました。
まず、前回スマートシティAiCTの方から提示された食農分野と環境分野の問いに対して、グループごとに考えた解決策を、各クラスに分かれて発表、それぞれの発表内容を企業の方に評価していただきました。各グループが独自の視点や自由な発想をもとに、工夫して発表していました。
その後全体で集まり、教員グループの発表の後、スマートシティAiCTの取り組みや、問題の発見方法、問題解決への向き合い方などをお話しいただきました。生徒たちはメモを取りながら、真剣に話を聞いていました。
今後は、生徒自身が問題を設定し、解決策を探っていくこととなります。充実した探究活動が行われることを期待しています。
※この様子は6月27日付の福島民友新聞会津版に掲載されました。
高校1年生SSH SSコース ブナ林調査方法の講義・実習
日 時: 令和3年6月23日(水)
場 所: 本校 講義室1
対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者 54名
ブナ林野外実習では、胸高周囲長の測定と木本種記録の実習をおこないます。今回は、本校教諭 遠藤浩先生が講師となってこの調査方法についての講義・実習を行いました。
はじめに、胸高周囲長の測定のしかたと結果をどのように整理し考察していくかの手順を学びました。次に、木本種を記録するために葉の様子から植物の見分け方を教わりました。その後、準備された8種類の葉を図鑑を使って葉の特徴から植物の名称を当てる実習を班対抗で競い合いました。
講義で学んだことを十分に生かし、葉と向き合いながらじっくり観察をし、鑑定を行いました。班員で協力をし、楽しみながら植物の名称を判定していました。この成果を実際の調査でも生かしていきましょう。
SSH探求部 古生物班 サンプル処理 (1)サンプル破砕
日 時: 令和3年6月22日(火) 16:30~18:00
場 所: 本校 理科実験室1
対象生徒: 高校1年生SSH探求部 7名 高校2年生SSコース選択者 3名
6月13日(日)に採取したサンプルを乾燥させたのち処理をおこなっていきます。今回は、県立博物館の相田優さんをお招きし、サンプル破砕のしかたのご指導をいただきました。
まず、サンプルの取り扱いでもっとも気にしなければならいことは「試料混合 contamination 」なので、注意を払って扱うことを教えていただきました。その後、サンプルをハンマーを使って1~2cm角に割り、500mLビーカー半分程度まで入れ、乾燥器へいれます。その後1週間くらい放置し、サンプルが乾燥したら次の工程へ移ります。
今回は、ハンマーを使って岩石を割るという初めての試みをしました。最初は恐る恐る作業をしていましたが、徐々に慣れてきてスムーズにおこなうことができました。処理したサンプルの中から多くの有孔虫がでてくることを祈ります。
SSH探求部古生物班・2年SS地学班 サンプル採取へ
日 時: 令和3年6月13日(日)
場 所: いわき市アンモナイトセンターおよびその周辺
対象生徒: SSH探求部古生物班7名、2年SS地学班3名
県立博物館との共同研究「双葉層群から産する微化石の研究」のサンプル採取のため、いわき市アンモナイトセンター(いわき市大久町)へ行ってきました。今回は双葉層群足沢層の地層からサンプルを採取しました。サンプル採取にあたっては、県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、アンモナイトセンターの歌川史哲さん、いわき市石炭・化石館の吽野翔太さんにご協力いただきました。
まず、午前中は足沢層から産出する化石の講義を受け、そのあとセンター内の地層から化石発掘を行いました。初めての発掘体験でしたが、手ほどきを受け多くのイノセラムス(二枚貝の一種)の化石をとることができました。午後は、アンモナイトセンターから約300m離れた場所の地層からサンプル採取を行いました。大きなつるはしを駆使し、有孔虫がとれそうな泥岩を採取しました。
今後、このサンプルを処理し、得られた有孔虫から詳細な地質年代を明らかにしていきます。
高校1年生SSH SSコース ブナ林ミニ研究 講義
日 時: 令和3年6月2日(水)
場 所: 本校 講義室1
対象生徒: SSコース選択者 54名
高校1年生SSコース選択者を対象にブナ林ミニ研究が始まりました。ブナ林野外実習を軸として、研究の進め方について把握していきます。
今回は研修の基本的な知識を理解するうため、「植生の多様性と遷移について」とい題で本校教諭 遠藤浩先生を講師として講義を行いました。ブナ林の形成の仕方などを、今後ブナ林に関する研修をしていくうえで必要なことを学びました。これからは、ブナ林に関する疑問点を見つけ、仮説を立て、考察・まとめを行います。