SSH 活動の記録

2021年10月の記事一覧

高校1年SSH GSコース 地域探究「目標設定」

日  時:令和3年10月6日(水) 

対象生徒:1年SSH産社(GSコース)

 

 今回は、6校時と7校時に分けて、それぞれ活動を行いました。

 

6校時・第一体育館

 「課題設定の方法と今後の予定」についての講義を受けました。問題を見極めるためには目標と現状の差をはっきりさせ、その解決策を立てることの重要性を学びました。その後、「レストラン活性化」の例題を用いて、地域探究班で話し合いを行い、解決策を考えました。最後に、今後の活動の進め方を「プラン発表までの流れ」のプリントで確認しました。

 

 

7校時・各教室

 地域探究班ごとに分かれ、各教室で「目標入力シートの作成」に取り組みました。自分たちが選んだ地域をどんな場所にしたいのか大まかな目標を設定し、その地域について知っていることと知らないことを通して現状を把握し、そのための調査方法を班ごとに話し合いました。

 いよいよ「地域探究」の本格的な活動が始まりました。生徒たちの視点から各地域にどのようなの問題点があるのかを探り、そしてどのような解決策を導き出していくのか、楽しみです。

 

高校1年SSコース ブナ林研修発表会表彰式

日  時: 令和3年10月13日(水) 6校時

場  所: 本校大講義室

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者

 

 9月22日(水)に行った、ブナ林研修発表会の表彰式を行いました。

総 合 成 績
 結  果  受 賞 者

【ベストポスター賞】

7班「森林の遷移と多様性」

【グッドポスター賞】

3班「高木が及ぼす低木への影響」

 

 

 

 

9班「ギャップと周囲の環境について」

ベストオーディエンス賞

4班「データから紐解く森の変遷」


 

 生徒が製作したポスターは、高校棟1階情報演習室前に掲示してあります。

 

東チャレンジクラブ「学鳳高校サイエンスショー」への参加

日  時:令和3年10月9日(土)

場  所:東山小学校 体育館

対象生徒:高校SSH探求部員 22名

 

 会津若松市東公民館主催の放課後子ども教室 東チャレンジクラブの特別講座として、「会津学鳳高校サイエンスショー おもしろ科学実験教室」を開催しました。本校から、高校SSH探求部の1・2年生22名が講師として参加し、東山小学校の1年から6年の児童19名を対象に、2つの実験教室を実施しました。

 1つは偏光板を使って、無いはずの壁が見えてしまう箱を製作する実験で、もう1つは大気圧でカップが持ち上がることを使って、魚釣りゲームをする実験でした。講師役の生徒たちは、偏光や大気圧の原理を、いかに小学生に理解してもらうか苦労しながら、自作のフリップを使って説明していました。また、魚釣りゲームを盛り上げるため、賞状を準備するなど、熱心に指導する姿が見られました。

 参加した小学生は、楽しそうに実験を行っていました。今回の講座をきっかけに、物事を科学的な視点からとらえる姿勢が育っていってくれることを期待します。

偏光の説明偏光板の実験大気圧の説明魚釣りゲーム参加した高校生と小学生

復興と廃炉に係る研修「震災当時の現状を知る」

日  時: 令和3年10月1日(金) 15:20~17:30

場  所: 本校理科実験室1

対象生徒: 高校2年生 SSコース選択者

 

 被災を体験された方より、当事者だからこそ語れる生の声をお伺いすることで、県外あるいは海外の方々とのコミュニケーションをしていく上で、東日本大震災や東京電力第一原子力発電所の事故後における福島県の現状を伝えるために、生徒自身で正確な知識を発信できる力を育成するプログラムです。福島県教育委員会主催の令和3年度「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」として実施しました。

 福島県南相馬市で被災された原発災害を語り継ぐ会主宰 高村美春様、宮城県東松島市で被災された東北学院大学教養学部地域構想学科3年 雁部那由多様から、震災当時の様子を伺いました。

 高村さんからは、震災当日から原子力発電所事故後、情報が乏しい中どのように行動するのが正解なのか、判断しなければならないことのもどかしさについて聞くことができました。

 また、雁部さんからは、地震当日のたった数十センチの違いで人の生死が決まってしまった津波の恐ろしさについて教えていただきました。そして、「未災地」での防災や「災間」災害と災害での間に何を行っていけばよいのかの問いかけがあり、生徒それぞれがこれからについて考える時間となりました。

 

〇生徒感想

  • 語り部の方々から聞いた震災の話はとてもリアルで、私たちは常に災害の危険性と隣り合わせで生きているんだということを再認識できた良い機会だった。今回の話のような状況が自分にも起こりうるということを前提に、そのような状況下で自分に何ができるか考え言葉にすることが大切だと思った。地域そのものが体験・経験を失ってしまわないように自分と自分の大切な人が救われるようにできることをしていこうと思った。今後の避難訓練も今日学んだことを踏まえて有意義な活動にしていきたいと思う。 
  • 今まで福島のことを聞く機会は多かったが、宮城の状況について聞く機会がなかったため、聞けてよかった。宮城の海岸沿いのところでも被害が大きいところと小さいところがあり、地形によって差が出ていることがわかった。また、海から遠くても、近くに川がある事で海から逆流してくる水が川から溢れて津波になることがあるというのを初めて知った。津波と言うと海からのものしか考えていなかったため、このような知識を得られてとても良かった。また、福島の原発事故から、情報を素早く被災地の住民に伝えることが大切なのだとわかった。

 

 この活動の様子は、10/4(月)の福島民友新聞、10/5(火)の福島民報新聞と河北新報の各紙にも掲載されました。

講義の様子1講義の様子2質問の様子1質問の様子2

高校1年SSコース 落下モデルコンテスト ~仮説編~

日  時: 令和3年10月6日(水) 6、7校時

場  所: 本校講義室1

対象生徒: 高校1年生 SSコース選択者

 

 高校1年生SSコース選択者を対象に、「落下モデルコンテスト」を10/27(水)に行います。コンテストは、折り紙1枚とクリップ1個で作成した落下物の滞空時間と飛行距離を測定して競います。今回はコンテストに向けて仮説を立て、規定ルール内で滞空時間と飛行距離が長いものにするための発想力と独創性のある機体を作成し、実際に落下させて確認しました。

 今回の結果を活かし、次回はコンテストに向けた情報取集や機体の作成に取り掛かります。生徒の皆さんは優勝を目指して頑張ってください。

競技説明班で話し合い1班で話し合い2落下実験