SSH 活動の記録

タグ:SSH

SSH海外リモート交流会を実施しました

日  時: 令和2年12月24日(木)

場  所: 会津学鳳高校

対象生徒: 高校2年生徒 29名

 

 本校では、SSH海外研修の一環として、高校2年生を対象に台湾研修を実施しておりましたが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止となりました。そこで、その代替事業として台湾建国高級中学校とリモートでの交流会を実施しました。

 1回目は、お互いの文化、学校生活について意見交換をして親睦を深め、2回目は、SDGsをテーマに、お互いにプレゼンテーション、質疑応答を行ないました。その後、交流校とグループとなり、SDGsの達成に向けて高校生ができることについて、ディスカッションし理解を深めました。英語でやり取りを重ね、伝えることの大変さ、楽しさを感じた様子でした。

 

【生徒感想】

  • 今回の交流では、マイクロプラスチックのプレゼンをする機会をいただけたことで、自分達の研究を台湾の高校生にも知ってもらえたことがとても嬉しかったです。質問にうまく答えられなかったことが残念でした。英語をもっと勉強したいと思います。
  • 1番興味深かったのは、SDGsについての意見交換です。日本で過ごしていて、他国の人は地球温暖化についてどう考えているのか知る機会がなかったので、とても貴重でした。世界的に、SDGsの達成への道のりが長いことを実感し、同時に使命感もより感じました。

 

交流会の様子①交流会の様子

女性科学者講演会

日  時: 令和2年12月23日(水)

場  所: 本校大講義室

対象生徒: 1年SSH選択者、2年SSH選択者、一般希望生徒

 

 本校大講義室において、福島大学農学群食農学類准教授岡野夕香里 先生による「植物病理学の世界~植物も風邪をひく!~」という演題の女性科学者講演会が開催されました。今回は、急激なコロナ感染症の拡大により予定を変更しリモートでの開催となりました。

 講演では、あまりなじみのなかった「植物病理学」という学問分野について詳しくお話しいただき、また、女性のキャリア形成におけるジェンダーの問題について、ご自身の経験も織り交ぜながら、わかりやすくお話しいただきました。

 生徒たちは、女性科学者も含めた科学者や科学研究への理解が深まり、また、先生ご自身の経験談から、生徒自身の将来の進路についても考えるヒントを得られたようでした。今後の学習に対するモチベーションの向上にもつながったようで、これからの学校生活において生かしていけるのではないかと思います。

 

講演会の様子①講演会の様子②

令和2年度 コンピュータリテラシー育成講座

日  時: 令和2年12月24日(木)

場  所: 情報演習室

対象生徒: 高校1年生科目SS選択者男子生徒、希望者

 

 基本的なコンピュータの扱い方やプログラミングの技術を高めることを目的に、コンピュータリテラシー育成講座を実施しました。今年度は学んだ知識・技能を普段の研究においても活用できるように、Excel VBAによるプログラミングにチャレンジしました。

内容は以下の通りです。

 ・Excelの基本  ・Excelマクロ  ・VBAとマクロ  ・アルゴリズム

 ・アルゴリズムの基本構造  ・VBA実習「スネークゲームを作ろう!」

 

最後のVBA実習では、行数の多いプログラムを理解し、作成しました。単純なゲームにも、様々なアルゴリズムや命令、変数が使われていることを学び、よい経験となりました。

 

【生徒の感想より】

  • 一つの簡単なゲームを作るのに、プログラミングの量が半端なかったことに驚きを隠せない。

 

  • Excelは今後や将来の職業上絶対に使うものなので、今回の講座で学ぶことができていい機会だった。また、実際にプログラミングを組んで実習したことで、画面上で動いていることがどのようなプログラムで行われているのかを知ることができた。

 

  • 私が知っている、C言語とVBAとの類似性なんかにも注目しながら講義を受けました。これからの探究活動などにも利用していくExcelの利用をより詳しく知ることができてよかったです。

 

  • 今回学んだことは、エクセルでマクロを使うとプログラミングとして記録してできたり、繰り返し構造のプログラムで同じ操作を繰り返すことができたりすることです。また、プログラムの中で関数を使うことでランダムに数字を出すことや出した数字を対応させて文字を出すことができることが分かりました。

プログラミングの様子 VBAについての説明 おみくじプログラム

VBAによるプログラミングの説明 プログラム入力の様子 完成したスネークゲーム

 

令和2年度女性科学者実験講座

日  時:令和2年11月27日(金)

場  所:化学実験室

対象生徒:高校1・2年生科目SS選択女子生徒

 

 今年度はSDGsの17のゴールの1つでもある「ジェンダー平等を実現しよう」についてグループで考え、意見を共有するところからスタート。日本の女性科学者が他の先進国と比較してどうして少ないのか班ごとに意見を交わしました。

 続いて、「薬」をテーマに

①アセチルサリチル酸の合成

②頭痛薬中のアセチルサリチル酸の定量 

の2つの実験を実施しました。慣れない器具の扱いに苦戦しながらも、1、2年生で協力して実験をする姿が見られました。

 

【生徒感想】

  • 今回は1年生とも共同での講座だったので緊張したが、一連の実験を協力して楽しめたと思う。実験の楽しさを改めて感じることが出来る良い機会だったと感じた。講座でのお話から、女性と科学との間にある溝を無くすのはまだまだ道のりが長いかもしれないが、まず自分たちが少しずつ科学に触れ親しむことが大切なのかもしれないと思った。
  • 私は将来医療関係の仕事に就くことを目標としているので、薬の実験はとても興味深く行うことが出来ました。誤差が少し出てしまったのは悔しかったですが、先輩として高1の子に上手く実験器具の使い方などを教えてあげられたと思います。私自信実験が好きなので、これからも関わって行けたら嬉しいです。以前よりも化学の世界に一層踏み入れたくなりました。

 

女性科学者写真1女性科学者写真2女性科学者写真3

1年SSエッグドロップコンテスト・表彰式が行われました

日  時 : 令和2年11月4日(水),11月18日(水)

場  所 : 物理実験室

対象生徒 : 1年科目SS選択生徒

 

 11月4日1年科目SS選択の生徒によるエッグドロップコンテストが行われました。今年度は、昨年度追加された「円錐形の機体は禁止する」というルールに加え、「タコ糸の使用」を禁止しての実施となりました。

 10月21日に行われた1回目の投下では、45分という短い時間の中で、仮説をもとに機体を作製し、10班中3班が卵を守ることができました。さらに、生じた課題を解決するために試行錯誤を繰り返し、迎えたエッグドロップコンテスト本番では10班中7班が成功を収めるという非常に良い結果となりました。

いずれの班も、「2枚の画用紙と接着剤(テープも含む)」という限られた材料に工夫を施し、独創的な機体を作り上げることができました。

また、今回のエッグドロップの結果をもとに、作製した機体についての論文を作りました。

 11月18日の表彰では、機体の重量と落下時間をもとに上位3班とユニークな機体を作成した「アイデア賞」、論文の評価が最も高かった「優秀論文賞」が表彰されました。

結果

総 合 成 績
順  位 表彰の様子 作成した機体
第1位  5班 第1位 5班機体
第2位  7班 7班機体
第3位  1班 第3位 1班機体
アイデア賞
アイデア賞  3班 アイデア賞 3班機体
優秀論文賞
優秀論文賞  10班 優秀論文賞 10班機体