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高校1年生SSH SSコース ブナ林ミニ研究 講義
日 時: 令和3年6月2日(水)
場 所: 本校 講義室1
対象生徒: SSコース選択者 54名
高校1年生SSコース選択者を対象にブナ林ミニ研究が始まりました。ブナ林野外実習を軸として、研究の進め方について把握していきます。
今回は研修の基本的な知識を理解するうため、「植生の多様性と遷移について」とい題で本校教諭 遠藤浩先生を講師として講義を行いました。ブナ林の形成の仕方などを、今後ブナ林に関する研修をしていくうえで必要なことを学びました。これからは、ブナ林に関する疑問点を見つけ、仮説を立て、考察・まとめを行います。
県立博物館と共同研究はじめます
日 時: 令和3年6月2日(水)
対象生徒: 高校1年SSH探求部 7名 高校2年生SSコース選択者 3名
探究活動で「化石の研究がしたい」という生徒からの希望があり、県立博物館の専門員さんへ相談したところ会津の化石はほとんど研究されているとの回答でした。それでも「化石の研究がしたい」という生徒の意気込みを買われ、専門員さんのいわきのフィールドでの共同研究を行なうことが決定しました。双葉層群における有孔虫の年代測定の研究はまだ詳しくなされていないということで、有孔虫における年代測定を研究することになりました。
県立博物館の猪瀬弘瑛さん、吉田純輝さん、相田優さんとともに新しい発見がなされることを期待しています。
共同研究の件に関して福島民報社さんから取材を受け、2021年6月3日付の新聞に掲載されました。
高校1年SSH GSコース第2回 探究入門
日 時: 令和3年6月2日(水)
場 所: 大講義室、各教室
対象生徒: 高校1年生GSコース選択者
高校1学年GSコース選択者を対象に第2回「探究入門」が行われました。
探究活動とはどのようなものかについて、教員によるデモンストレーションを交えながら活動内容を確認するとともに、今後のケーススタディの進め方について全体講義を行いました。
その後は各クラスに分かれてグループワークを行いました。生徒たちは前回、スマートシティAiCTの方々から提示された、食農分野と環境分野における「会津若松市の課題」の解決策についてグループごとに意見を出し合いました。身近な地域の課題について、生徒たちがどのような解決策を打ち出すのか楽しみです。
令和元年度 SSH産業社会 野外研修を実施しました(6月8日)
日 時: 令和元年6月5日(水),8日(土)
場 所: 本校大会議室,只見町
対象生徒: 高校1年生 51名,高校3年生1名
今年度も,只見町の天然林や人工林を巡る野外研修を行いました。
野外研修に先立ち,6月5日(水)には事前講義を行いました。講師の先生には,前年度に引き続き,只見町ブナセンターのセンター長である新国勇さんをお招きしました。野外研修当日に森を歩く中で,何を見るべきかを丁寧に講義していただきました。具体的には,森林の見分け方や,樹種の違い,遷移のしくみ,持続可能な社会などについてです。野外研修での生徒の様子や生徒が研修後に書くアンケート結果を見ていると,事前講義があってこそ当日の野外研修が充実したものになっていることが分かります。何事においても,「予習」は大切なのだと改めて感じます。
研修当日の6月8日(土)には,新国勇さんに加えて只見町公認インストラクターである渡部和子さん,高原豊さんを講師にお招きしました。あいにくの雨でしたが,森林内部,特にブナ林に入ると雨が弱くなったように感じました。これは,ブナの葉が光を求めて,林冠を密に展開しているためです。普段,森を歩くことさえほとんどない生徒たちにとって,雨の日しか味わえない森の力を体験した貴重な研修となりました。
癒しの森では,天然林(ブナ林)の他,人が植えた人工林(スギ林,カラマツ林),人が管理,利用してきた二次林(ミズナラ林)を見て回りました。教科書に載るような巨大なギャップでは,巨大なブナの倒木と,光を求めて成長する芽生えや木々を目の当たりにし,ギャップダイナミクスによる遷移のしくみを深く理解することができました。昼食をはさんだ後のあがりこの森では,人が手を入れたブナ林を見学し,癒しの森との違いや持続可能な社会の重要性を学びました。今回見学した内容は,生物基礎でも勉強するものです。本研修により,生徒たちの理解がより深まることが期待できます。
本校SSHの事業テーマであるSustainability = 持続可能性の視点をもとに,ユネスコエコパークに認定された貴重なブナ林を守り,生物多様性の保全をするためにどのように取り組んでいくか,福島県民である私たち1人1人が考えなければならないと感じました。