SSH 活動の記録

第4回福島第一廃炉国際フォーラム

 今年12月に行われる台湾研修において現地の高等学校や大学で、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故後における福島の現状を伝えるために、生徒自身が正確な知識を身に付け、発信する力を育成することを目的として参加しました。

 8月2日(金)(に前日入りし、)オリエンテーションを受け、発表グループの作成を行いました。福島県内外から高校生が集まり、交流を深めました。 

 8月3日(土)、廃炉資料館(富岡町)と福島第一原子力発電所を訪れ、専門家からの説明をうけながら事故後の生々しい現状と復興が進んでいる様子を見学しました。事故当時のままの所や改修が進み新しい街並みとなった所を生徒は真剣に見つめていました。午後からは、復興や廃炉に向けて最前線で活躍する方々の講演を聞いたり、グループで問題意識を共有し発表に向けたディスカッションをしたりして、午前中に身に付けた知識を深めました。最終日の発表会に向け夜遅くまで意欲的に活動を行いました。

 8月4日(日)、富岡町文化交流センター「学びの森」で各グループの成果発表会を行いました。各グループが2日間で身に付けた知識を基に、福島の復興や廃炉についての課題や必要であると考えたことを科学的な立場や社会的な立場、様々な面から見つめ、発表しました。山名元氏(原子力損害賠償・廃炉等支援機構理事長)やウィリアムDマグウッド4世氏(経済協力開発機構/原子力機関[OECD/NEA]事務局長)からも発表についてお褒めの言葉をいただき、生徒たちの表情は充実感でいっぱいでした。

 3日間の研修をとおして、福島の復興や廃炉により関心を持ち、主体的に考え、周囲に伝える力を向上させることができたようです。今回の学びをしっかりと台湾研修に繋げていってほしいと思います。

オリエンテーションの様子専門家からの説明グループディスカッションの様子前日夜のリハーサル発表本番の様子記念写真撮影(中央左がウィリアムDマ グウッド4世氏、右が山名元氏)

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