SSH 活動の記録

SSHサスティナブル科学研修

日  時:令和5年7月26日(水)、27日(木)

場  所:26日(水) 

     アクアマリンふくしま

     福島県水産海洋研究センター

     産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所

     27日(木)

     日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センター

     東日本大震災・原子力災害伝承館

     福島ロボットテストフィールド

参加生徒:高校1年生SSコース選択者52名

     7月26日(水)30名   7月27日(木)26名

 

 SSHサスティナブル科学研修を7月26日(水)と7月27日(木)に実施しました。福島県内の施設をサスティナビリティやSDGsをテーマに研修を行いました。生徒は2日間のうち、どちらか一方のコースを選択して参加しました。希望した生徒は両日とも参加しました。

 7月26日(水)はアクアマリンふくしまで、海洋プラスチックに関する問題について講義を受け、さらに、福島県水産海洋研究センターで、水産資源の持続的利用について講義を受けました。震災後の福島県の海の状況や、水産資源の持続的利用についての取り組みについて学び、特に海洋プラスチックの問題は生徒も自分事として考えることができるようになり、自分たちの出すゴミについて考え直すきっかけにもなったようです。また、産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所では、太陽光発電、風力発電などの研究や、地中熱利用ヒートポンプの研究など再生可能エネルギーについて、さらに、水素吸蔵合金などの最新技術の研究を見学させていただき、生徒はとても興味を持ったようでした。

 7月27日(木)は東日本大震災・原子力災害伝承館で、震災当時の様子を映像や資料を基に解説していただき、その後バスで町の様子を見て回り、震災当時に請戸小学校の児童たちが避難した丘へ行き、津波被害の大きさや海からの距離などを生徒たちは実感していました。また、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターでは、廃炉に関わるロボットの研究開発が行われており、その際に活用されるVR技術であったり、大きな試験場であったり、生徒は普段触れることのない技術に驚いている様子でした。さらに、福島ロボットテストフィールドでは、福島イノベーションコースト構想の観点から、SDGsやサスティナビリティについての講義を受けました。その後、施設を案内していただき、世界でも有数の試験場が福島県にあることを実際に目の当たりにしていました。この施設を中心にいくつかの企業が進出し、実用化されているロボットやドローンは最近の災害時にも活躍していると聞き、生徒は皆驚いていました。