SSH 活動の記録

全国高等学校総合文化祭(かごしま総文)自然科学部門

2023年7月31日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年7月28日(金)-7月31日(月)

場  所: 鹿児島大学

対象生徒: SSH探求部化学班、生物班、地学班

 

 全国高校総合文化祭自然科学部門に福島県代表として4部門に出場してきました。悲願であった入賞を目指して、スライドやポスターの作成、発表練習など多くの時間を割き、大会に臨みました。練習の成果は十分発揮されたものの、残念ながら入賞には至りませんでした。全国強豪校のレベルに近づいているという実感はあるものの、先行研究への徹底した調査、仮説に基づく緻密な実験、的確なデータ処理、研究分野における深い知識に裏打ちされた考察、12分間の発表を有効に活用した分かりやすいプレゼンテーション、いずれをとっても入賞校はすばらしく、学ぶところが多かったです。大変悔しい思いをしましたが、研究に対する姿勢を見直し、来年に向けて再出発したいと思います。

 

 今大会では、体育文化後援会、福島県高等学校文化連盟の方々から多大なご支援を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

参加部門

ポスター部門 「モリブデン青法による水溶液中のリチウムイオンの定量」

化学部門 「銅イオンと水酸化ナトリウム水溶液から生じる黒色沈殿の解明」

生物部門「ハチノスツヅリガの幼虫の腸内ポリエチレン分解菌の探求~混合培養の探求~」

地学部門「上部白亜系双葉層群足沢層に産出する有孔虫について」

 

SSHサスティナブル科学研修

2023年7月27日 18時00分
SSH

日  時:令和5年7月26日(水)、27日(木)

場  所:26日(水) 

     アクアマリンふくしま

     福島県水産海洋研究センター

     産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所

     27日(木)

     日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センター

     東日本大震災・原子力災害伝承館

     福島ロボットテストフィールド

参加生徒:高校1年生SSコース選択者52名

     7月26日(水)30名   7月27日(木)26名

 

 SSHサスティナブル科学研修を7月26日(水)と7月27日(木)に実施しました。福島県内の施設をサスティナビリティやSDGsをテーマに研修を行いました。生徒は2日間のうち、どちらか一方のコースを選択して参加しました。希望した生徒は両日とも参加しました。

 7月26日(水)はアクアマリンふくしまで、海洋プラスチックに関する問題について講義を受け、さらに、福島県水産海洋研究センターで、水産資源の持続的利用について講義を受けました。震災後の福島県の海の状況や、水産資源の持続的利用についての取り組みについて学び、特に海洋プラスチックの問題は生徒も自分事として考えることができるようになり、自分たちの出すゴミについて考え直すきっかけにもなったようです。また、産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所では、太陽光発電、風力発電などの研究や、地中熱利用ヒートポンプの研究など再生可能エネルギーについて、さらに、水素吸蔵合金などの最新技術の研究を見学させていただき、生徒はとても興味を持ったようでした。

 7月27日(木)は東日本大震災・原子力災害伝承館で、震災当時の様子を映像や資料を基に解説していただき、その後バスで町の様子を見て回り、震災当時に請戸小学校の児童たちが避難した丘へ行き、津波被害の大きさや海からの距離などを生徒たちは実感していました。また、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターでは、廃炉に関わるロボットの研究開発が行われており、その際に活用されるVR技術であったり、大きな試験場であったり、生徒は普段触れることのない技術に驚いている様子でした。さらに、福島ロボットテストフィールドでは、福島イノベーションコースト構想の観点から、SDGsやサスティナビリティについての講義を受けました。その後、施設を案内していただき、世界でも有数の試験場が福島県にあることを実際に目の当たりにしていました。この施設を中心にいくつかの企業が進出し、実用化されているロボットやドローンは最近の災害時にも活躍していると聞き、生徒は皆驚いていました。

    

     

放射線実習セミナー

2023年7月24日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年7月24日(月)
場  所: 本校 講義室1(講義)、理科実験室1・第1理科室(実習)
対象生徒: 高校1年SSコース選択者 52名

 7月24日(月)に放射線実習セミナーを実施しました。前半は東北大学の長谷川晃名誉教授に放射線の基礎知識、放射線の性質、原子力防護などについて講義を行っていただきました。その後、実験室に移動して長谷川教授と日本原子力文化財団事務局の高橋格氏に霧箱、自然放射線の測定、距離の逆2乗則、γ線の物質による吸収の実習を行っていただきました。霧箱を使って普段は見ることのできない放射線を視覚化し、はかるくんを使って、簡易的に校舎内の放射線量の測定を行い、講義の中で御影石は放射線量が高いという話を聞いた生徒は実際に確かめていました。生徒たちは講義と実習を通して、高校の授業ではまだ学習していない放射線について理解を深めるきっかけとなったのではないでしょうか。

    

サイエンスブロッサム実験講座を行いました

2023年7月21日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年7月21日(金)
場  所: 本校理科実験室3
対象生徒: 1年SSコース女子選択者24名、男子希望者4名
      2年SSコース選択者10名

 夏休み初日の課外終了後、主に1年生の女子生徒を対象としたサイエンスブロッサム実験講座が実施されました。今年度は、普段学校ではあまり行われない実験として、豚の眼の解剖を行いました。初めは眼球が机上に置かれているさまや解剖するという事実に、生徒たちが怖気づく様子も見られました。しかし命の重みを尊重し、学ぶ意欲をもって解剖を進めていく中で、自分たちと共通する眼の構造への関心を高め、ものが「視える」しくみを積極的に学ぶことができたと思います。この経験を通し、動物のからだのしくみに関心をもつほか、さまざまなことに懸命にチャレンジしてほしいと感じました。

  

ブナ林研修に行きました

2023年6月10日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年6月10日(土)
場  所:ただみ・ブナと川のミュージアム、癒しの森
対象生徒:1年SSコース選択者48名

 例年より1か月早い6月上旬、1年SSコース選択者48名と、只見町への研修に行きました。生徒たちは午前中にただみ・ブナと川のミュージアムを訪れ、只見町の自然の概要を学び、午後に実際にブナ林を訪れ、自分の目でその特徴や、人の手の入り方による違いを学びました。
 森林の内部まで足を踏み入れることは、多くの生徒にとって初めての経験であり、苦労する様子も見られましたが、その分多くの経験が得られたことと思います。生徒たちの感想には、「今後出来ないような経験をする事ができて、嬉しかったし、ブナ林は勿論、その他只見町についても興味を持つことができた」「自分が普段何気なく見ている山の森林や自然の景色などが、たくさんの要因が関係しあい、長い年月を経て今の森林になっているということを知り、感動した。」などの記述があり、身近な環境への興味・関心を高められる良い研修になったのではないかと思います。

【研修中の様子①】  【研修中の様子②】

【ギンリョウソウ】  【道中の倒木】

 

エバヤマザクラが開花しました。(2023/04/05)

2023年4月5日 18時00分
SSH

 昨日の暖かさを受け、ついにエバヤマザクラが開花しました。本年度は、昨年度よりも8日も早い開花となりました。これから満開となるのが楽しみです。

エバヤマザクラが開花間近です。(2023/04/03)

2023年4月3日 18時00分
SSH

 新年度がいよいよスタートしました。本校の東グランド横にあるエバヤマザクラが、今年も大きく膨らみました。暖かい日が続き、今年は例年よりも早く開花を迎えることができそうです。

高校生による会津地域活性化プロジェクト 「ALMS」 提言報告

2023年3月20日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年1月30日(月)、2月14日(火)、3月18日(土)19日(日)

場  所: 会津若松市役所、山田木綿、AiCTデジタル祭り

対象生徒: ALMS参加グループ

 

 高校生による会津地域活性化プロジェクト「ALMS」において高校生が考えた提言報告や提言を自治体や企業、イベントへの参加をすることで実施してきました。

 1月30日には会津若松市役所で室井会津若松市長に「人口減少と流出対策について」提言をしてきました。会津若松市の現状と将来への架け橋について提言しました。

 2月14日には会津木綿を取り扱っている山田木綿さんに「会津木綿の活用について」提言をしてきました。会津木綿の特徴などを改めて知ることができ、魅力の伝え方をさらに考えていく必要があることがわかりました。

 3月18日19日とAiCTデジタルまつりにおいて、住友生命さんとコラボ企画「Skin&Healthプロジェクト~会津をもっと元気に~」を実施。「会津の健康寿命を延ばしたい」「日々の美容のように健康についてもっと身近に感じてもらいたい」と“肌”をテーマに「血流頭皮肌チェッカー」「肌年齢チェッカー」を用いて測定を行いました。若い人にたくさん参加してもらい、当初の目標は達成されたのではないでしょうか。

 

 他のグループの提言も引き続き、行っていきたいです。

     

SSH研究成果発表会および課題研究発表会

2023年2月16日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年2月16日(木)

場  所: 本校第一体育館および第二体育館

対象生徒: 高校1・2年生および中学3年生

 

 1年間取り組んできたSSH産業社会、総合的な探究の時間における課題研究についての発表やSSH事業における科目SS活動報告、台湾リモート研修報告、中学校RP課題研究発表がおこなわれました。

 

9:30~10:40 

開会式・口頭発表①(SSH成果発表、高校1年GS、高校2年GS、ALMS)

 10:50~12:10 

ポスター発表Ⅰ

(1年GS37件、2年GS24件、ALMS6件、1年SS11件、2年SS16件)

 13:00~13:50 

口頭発表②(高校1年GS・SS、高校2年GS・SS、SSH探求部)

 14:00~15:20 

ポスター発表Ⅱ(ポスター発表Ⅰ+中3RP12件)

 15:30~16:00 

口頭発表③・閉会式(中3RP、高校2年SS)

 

 対面形式での発表会実施は3年ぶりで、リモートでの発表会より一体感があり、発表者の熱意が聴衆生徒に響いていました。また、ポスター発表も、発表者・聴衆者ともに時間に余裕があり興味・関心が高く、発表を聞くことができました。

     

  

英語による実験講座

2023年2月10日 18時00分
SSH

日  時: 令和5年2月10日(金)

場  所: 本校理科実験室2

対象生徒: 高校2年SS選択者 44名

講  師: 本校ALT ジェニー・キャロル・テイラー 氏

 

 専門用語も含め、基礎知識や実験手順の説明、また、考察の計算方法も説明もすべて英語により行われました。今年度は、化学の基礎的な実験である「中和滴定」を実施しました。最初に、実験で使用する器具や薬品の説明が英語によって行われたが、慣れない英語による説明に戸惑っているようでした。しかし、講師の分かりやすい英語の説明や周囲の本校教諭の補助を受けながら、グループで協力して実験に取り組むようすが見られました。