SSH 活動の記録

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高校1年SSH GSコース 企画検討会

日  時:令和3年12月15日(水)

場  所:高校1学年各教室

対象生徒:高校1年生GSコース選択者

 9月から取り組んできた「会津・地方創生プロジェクト」ですが、今回は班ごとに課題解決プランを発表し、その企画について地域の方々と話し合う「企画検討会」を実施しました。今回は講師として多くの自治体・企業の方にご来校いただきました。

 生徒たちは緊張しながらも、自分たちの準備した企画を精一杯プレゼンテーションしました。発表後のグループ別座談会では講師の先生方との対話を通じながら、企画の改善点や今後自分たちがすべきことついて確認することができました。

 講師の方々からは「企画に対するデメリットについても考える必要がある」、「高校生ならではの視点からの提案に驚いた」、「詳細を詰めれば実際の企画として実現可能ではないか」「地域づくりのための意見交換ができ、大変参考になった」など、たくさんのアドバイスやお褒めの言葉をいただきました。

 ご協力いただいた各自治体・企業のみなさま、本当にありがとうございました。いただいたアドバイスをもとに企画がより良いものとなるよう、今後も活動をすすめてまいります。

<生徒感想より>

  • 講師の方々は地域の現状や事業などを詳しく知っており、多くのアドバイスをくださった。私たちに足りない部分の解決方法を一緒に考えてくださり、解決策の案を深めることができた。同じ喜多方市を探究していても、班によって課題や解決策が異なり、聞いていて面白かった。

  • 自分たちではこれくらいで大丈夫だろうと感じていたが、第三者の目線が入ることによりもっと客観的に捉えることでき、もう少しデータを取るべきだったなどの反省点を多く得ることが出来た。

  • 高校生が考えた案は漠然としていて地域の方に受け入れられるか不安だった。しかし、漠然とした内容でも詰めていけば地域の活性化につながると感じることができた。また、現地に行かないと分からないことを知れて2月の発表のときに生かせる多くの内容を伺えてよかった。

  • 会津若松市の問題解決を自分の中で勝手に、「大人の人がやってくれているから大丈夫」「自分じゃなくて誰でもいい」などと人任せに思っていた部分がありましたが、企画検討会を通してこれからの未来は市民全員が一丸となって問題解決に向かっていかなければいけないなと思いました。

福島県高等学校文化連盟自然科学専門部 会津支部 生徒理科研究発表会 

日  時: 令和3年11月13日(土)

場  所: 本校大講義室

対象生徒: 2年生 SSH選択者、SSH探求部

 

 福島県高等学校文化連盟自然科学専門部会津支部生徒理科研究発表会が本校大講義室において、開催されました。今年度も新型コロナウイルス感染症の拡大により開催が危ぶまれましたが、感染防止対策を取りながらの開催となりました。本校生徒49名、会津高校12名、葵高校1名、喜多方高校4名が参加しました。

 このコロナ禍において、研究の継続が難しかったこともあったと思いますが、口頭発表が14件、ポスター発表が11件とさまざまな分野の研究発表がされました。生徒たちは、他校生の発表を聞いて、さらなる研究のヒントを得たり、自身の発表を経験することでプレゼンテーションの仕方について学んだようでした。

 今後の学習に対するモチベーションの向上にもつながったようで、これからの学校生活において生かしていけると思います。

令和3年度 第34回福島県高等学校生徒理科研発表会

日  時:令和3年11月20日(土) 物理・化学部門口頭発表、ポスター発表映像審査

         11月21日(日) 生物・地学部門口頭発表

場  所:福島県立会津学鳳高等学校

対象生徒:高校2年生科目SS選択者 40名

     高校1年生 SSH探求部 9名

 

 今年度の福島県高等学校生徒理科研究発表会は、コロナ禍の中、感染予防対策をとりながら、本校において実施されました。参加者が密になるのを避けるため、講演会は中止し、口頭発表も分野ごと2日間に分けての実施、また、ポスター発表は映像審査となりました。昨年度はすべての発表において映像審査だったため、審査員の前で発表を行うのは初めてとなる生徒たちでしたが、苦労して行ってきた研究活動の成果を一生懸命に発表していました。努力の甲斐があり、最終的には、全ての研究班が素晴らしい発表を行うことができました。

 また、本校が会場ということもあり、自分たちの係の仕事にもしっかり取組み、大会の成功に寄与しました。当日の発表と大会の準備から運営に至るまで、学鳳生の素晴らしい頑張りをみることができました。本当にお疲れさまでした。

 本校は、口頭発表7件(物理1件・化学1件・生物4件・地学1件)、ポスター発表9件発表しました。

 大会結果は以下の通りです。

 全国大会に出場する研究班は、来年度に向けてますます研究に励んでほしいです。

 

 ○   ポスター発表部門 (映像審査)

  最優秀賞(1位)

  「ハチノスツヅリガの幼虫の腸内プラスチック分解菌の探求(最適条件の探求)」

   ※令和4年度全国高校総合文化祭 に出場決定

  優秀賞 「白色腐朽菌のプラスチック分解能の研究」

 

 ○    口頭発表部門

  最優秀賞(1位)

   生物部門「白色腐朽菌のプラスチック分解能の研究」

   ※令和4年度全国高校総合文化祭 に出場決定

  優良賞

   化学部門「会津産アスパラガスの機能性についての研究」

   地学部門「上部白亜系双葉層群足沢層に産する有孔虫について」

令和3年度 「科学の甲子園」 福島県大会

日  時:令和3年11月14日(日)

場  所:福島県教育センター

参加生徒:高校1、2年生 希望者14名

 

 令和3年度「科学の甲子園」福島県大会が11月14日(日)に福島県教育センターで行われました。今年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、2年生(8名)と1年生(6名)の2チームで参加しました。

 大会は以下の内容による競技形式で行われました。

 (1)筆記競技(配点180点)

  • 理科、数学、情報の中から、知識を問う問題及び知識の活用について問う問題で競う。
  • 教科・科目の枠を超えた融合的な問題も出題され得る。

 (2)実技競技(配点360点:実験競技180点、総合競技180点)

  • 理科、数学、情報に関わる実験、実習、考察等、及び科学技術を総合的に活用して、ものづくりの能力、コミュニケーション能力等により課題を解決する力を競う。
    1.実験競技:理科に関わる観察、実験で競う。
    2.総合競技:課題に関する競技及びレポートで競う。(種子のモデル製作)

 今年度の大会は、県内10校13チームが参加しました。

 1年生は課題に取り組む時間も多く、その成果もあって滞空時間部門では上位の結果を出し、実験競技では同率2位の成績でしたが、残念ながら入賞までは至りませんでした。2年生チームも、昨年度のリベンジとしてほかの研究活動と並行して頑張りましたが、入賞することはできませんでした。

 大会に参加した皆さん、お疲れさまでした。1年生の皆さんはぜひ来年も挑戦し、入賞を目指してもらいたいと思います。

1年SS オリンパス研修

日  時:令和3年11月26日(金)

場  所:本校講義室1

対象生徒:高校1年生 SSコース選択者

 

 地元企業の会津オリンパス株式会社様より、内視鏡の歴史や仕組みに関する講義をしていただきました。

 聴講した生徒たちは、9月末に内視鏡を用いた医療について福島県立医科大学の先生よりご説明いただいており、本研修では、内視鏡がどのように生産されているのかを知ることができました。

 現代の医療に欠かすことのできない内視鏡が、非常に身近な地域で生産され、世界の医療を支えているという事実に驚く生徒も多くみられました。

 生徒から、「会津にそのような会社があることを誇りに思う」といった意見も聞かれ、地域の魅力を感じられる研修になったのではないかと思います。

海外研修オンライン交流会(2回目)

日  時:令和3年12月3日(金)

場  所:本校情報演習室

参加生徒:高校2年生 希望者10名

 

 令和3年度の海外研修として、オンライン交流会を12月3日(金)に本校情報演習室で行いました。交流校は台湾の建国高級中学の生徒で、7月に続き2回目の実施となりました。今年度の交流のメインテーマは“人権”です。

 今回は以下の内容による交流を行いました。

  • 人権をテーマにした口頭発表(学鳳2件、建国中2件)
  • 口頭発表に対する小グループに分かれての評価
  • 各班からの発表

 本校の代表2班は「世界の児童労働問題について私たちにできること」「インターネットやSNSとの関わり方」をテーマとして発表しました。“人権”に対する意識や考え方は国や地域、年代でも様々で、自分たちの考えや意見を相手に分かりやすくかつ正確に伝えることに、生徒たちは大変苦労したようでした。

 1回目の交流のとき以上にコミュニケーションをとれる生徒が増え、活発にディスカッションが行われました。次回、最終回である3回目は、これまでの学びを基に「高校生が人権問題のためにできること」を一人一人が考え、まとめます。

国際メンタリングワークショップVirtual Joshikai in Fukushima 2021

日  時:令和3年10月12日(火)~14日(木)

場  所:本校情報演習室

参加生徒:高校2年生 希望者4名

 

 国際メンタリングワークショップ Virtual Joshikai in Fukushima 2021 が10月12日(火)から3日間行われ、本校情報演習室から参加しました。福島の課題に取り組む理工系女性人材の育成を目的として、高校生が国内外の理工系女性研究者・技術者とオンラインで交流を行いました。

 内容は以下のとおりです。

 テーマ「理工系分野での私の未来を考える」

 1日目:インプットの日

  • 基調講演
  • メンター講演
  • 特別講演(福島レクチャー)

 2日目:ディスカッションの日

  • 6グループに分かれてディスカッション

 3日目:アウトプットの日

  • 発表

 

 本校生徒が廃炉に高い関心を持っているルーマニアの高校生と交流することで、海外の人たちに分かりやすく説明できるようになるため、正しい知識を自分の中でかみ砕いて理解し、英語力を向上させなくてはいけないことを学びました。

 また、廃炉に関する技術開発は世界各国の研究者によって進められていることを知り、福島の復興と理工系分野の女性の社会進出、そして自身の将来について深く考える機会となりました。

福島第一廃炉国際フォーラム

日  時:令和3年10月31日(日)

場  所:浪江町地域スポーツセンター

参加生徒:高校2年生希望者6名

 

 福島第一廃炉国際フォーラムが10月31日(日)浪江町地域スポーツセンターで行われ、本校高校生6名が参加し、うち1名が福島県の高校生代表として登壇しました。

 代表の生徒は、「原発事故当時まだ幼く、得体の知れない何かにおびえていました。ふるさとである浪江を想い、安全で最適な方法での廃炉作業が完了し、東日本大震災の原発事故が終息することを心から願っています。」と参加者の前で堂々とした発表を行いました。

 

フォーラムの内容は以下のとおりです。

  • 開会挨拶
  • 福島第一廃炉10年の歩み
  • 1FサイトのVirtual Tour
  • 福島第一原子力発電所福島復興へ向けた地元とのコミュニケーションの取り組み状況
  • 生徒発表
    • はいろのいろは共創ワークショップ
    • ふたば未来ワークショップ
    • 国際メンタルワークショップ
  • パネルディスカッション
  • 全体総括

 

ふたば未来ワークショップ

日  時:令和3年10月17日(日)

場  所:本校情報演習室

参加生徒:高校2年生 希望者3名

 

 ふたば未来ワークショップが10月17日(日)に行われ、本校情報演習室から参加しました。福島の未来を担う人材として、福島第一原子力発電所の事故とその後を理解し、現状を適切に伝える力を身に付けることを目指し、2年生3名が参加しました。

 ふたばの復興・未来を高校生が自ら考え、提案するワークショップ形式の研修でした。

 内容は以下のとおりです

  • 2050年の双葉地域・福島第一原発廃炉についてのレクチャー
  • 質問シートの作成
  • 質問への回答
  • グループワーク
    • 2050年の双葉地域の課題を書き出す
    • 政策提言を考える
  • プレゼンテーション

 政策提言では、「東京とふたばを繋ぐ新幹線を開通させる」や「大型商業施設の設置」、「テーマパークの開園」、「ご当地アイドルの結成」、「プロスポーツチームを本拠地として誘致」など、人口を増やすことを目指して高校生ならではの発想で、様々な意見が発表されました。

 今回のワークショップをとおして、生徒たちは“知ること”、“考えること”、“意見を持つこと”の大切さを学びました。

 代表者は月末に開催される「福島第一廃炉国際フォーラム」で成果発表を行います。

 

自分たちの主張を伝えるには?

日  時:令和3年11月17日(水)

対象生徒:1年SSH産社(GSコース)

 

【6校時・大講義室】

 全体講義を行いました。講義内容は、テーマの立て方・発表スライドのつくり方についてのレクチャーでした。生徒たちは、自分たちのグループのテーマをより明確にしていく指針が見つかったようでした。

【7校時・各教室】

 いままでの調査を踏まえて、課題をより明確に設定していく活動を、各班で実施しました。班のテーマが探究としてオリジナリティのあるものになり、自分たちの課題意識が伝わるようになる方法について、真剣に話し合っていました。

 来月予定している企画発表会が楽しみです!