カテゴリ:SSH
英語による科学講座
日 時: 令和2年12月21日(月)
場 所: 本校 大講義室
対象生徒: 高校1年生 科目SS選択者40名 および 希望者
科学に対する興味・関心を高めるとともに、科学の国際性と科学英語の重要性を認識し、海外において活躍できる科学技術者を育成することを目的に、昨年度に引き続き、会津大学 准教授 奥平恭子先生に、「 Biology in Space?! 」という演題で英語による講演を行っていただきました。
英語の苦手な生徒も多くいる中で、生徒に寄り添っていただき、とても丁寧に話が進んでいったため、分かりやすかったという感想が多数ありました。今回の講座をきっかけに英語が嫌いから好きになり、科学論文や学会発表などで英語を使いこなせるようになることを期待したいと思います。
今回の英語による講演の最後には、英語による講義や発表などにおいて、研究者でも質疑応答の際に苦戦することが多い為、質問するときのコツや、質問に答えるときのテクニックなどを丁寧に教えていただきました。その後の質疑応答では苦戦しながらも英語での質問をすることができていました。この講座から刺激を受け、科学英語を今後のSSH活動において活用しようとする意欲の向上が期待できる講演となりました。
令和2年度 コンピュータリテラシー育成講座
日 時: 令和2年12月24日(木)
場 所: 情報演習室
対象生徒: 高校1年生科目SS選択者男子生徒、希望者
基本的なコンピュータの扱い方やプログラミングの技術を高めることを目的に、コンピュータリテラシー育成講座を実施しました。今年度は学んだ知識・技能を普段の研究においても活用できるように、Excel VBAによるプログラミングにチャレンジしました。
内容は以下の通りです。
・Excelの基本 ・Excelマクロ ・VBAとマクロ ・アルゴリズム
・アルゴリズムの基本構造 ・VBA実習「スネークゲームを作ろう!」
最後のVBA実習では、行数の多いプログラムを理解し、作成しました。単純なゲームにも、様々なアルゴリズムや命令、変数が使われていることを学び、よい経験となりました。
【生徒の感想より】
- 一つの簡単なゲームを作るのに、プログラミングの量が半端なかったことに驚きを隠せない。
- Excelは今後や将来の職業上絶対に使うものなので、今回の講座で学ぶことができていい機会だった。また、実際にプログラミングを組んで実習したことで、画面上で動いていることがどのようなプログラムで行われているのかを知ることができた。
- 私が知っている、C言語とVBAとの類似性なんかにも注目しながら講義を受けました。これからの探究活動などにも利用していくExcelの利用をより詳しく知ることができてよかったです。
- 今回学んだことは、エクセルでマクロを使うとプログラミングとして記録してできたり、繰り返し構造のプログラムで同じ操作を繰り返すことができたりすることです。また、プログラムの中で関数を使うことでランダムに数字を出すことや出した数字を対応させて文字を出すことができることが分かりました。
令和2年度女性科学者実験講座
日 時:令和2年11月27日(金)
場 所:化学実験室
対象生徒:高校1・2年生科目SS選択女子生徒
今年度はSDGsの17のゴールの1つでもある「ジェンダー平等を実現しよう」についてグループで考え、意見を共有するところからスタート。日本の女性科学者が他の先進国と比較してどうして少ないのか班ごとに意見を交わしました。
続いて、「薬」をテーマに
①アセチルサリチル酸の合成
②頭痛薬中のアセチルサリチル酸の定量
の2つの実験を実施しました。慣れない器具の扱いに苦戦しながらも、1、2年生で協力して実験をする姿が見られました。
【生徒感想】
- 今回は1年生とも共同での講座だったので緊張したが、一連の実験を協力して楽しめたと思う。実験の楽しさを改めて感じることが出来る良い機会だったと感じた。講座でのお話から、女性と科学との間にある溝を無くすのはまだまだ道のりが長いかもしれないが、まず自分たちが少しずつ科学に触れ親しむことが大切なのかもしれないと思った。
- 私は将来医療関係の仕事に就くことを目標としているので、薬の実験はとても興味深く行うことが出来ました。誤差が少し出てしまったのは悔しかったですが、先輩として高1の子に上手く実験器具の使い方などを教えてあげられたと思います。私自信実験が好きなので、これからも関わって行けたら嬉しいです。以前よりも化学の世界に一層踏み入れたくなりました。
1年SSエッグドロップコンテスト・表彰式が行われました
日 時 : 令和2年11月4日(水),11月18日(水)
場 所 : 物理実験室
対象生徒 : 1年科目SS選択生徒
11月4日1年科目SS選択の生徒によるエッグドロップコンテストが行われました。今年度は、昨年度追加された「円錐形の機体は禁止する」というルールに加え、「タコ糸の使用」を禁止しての実施となりました。
10月21日に行われた1回目の投下では、45分という短い時間の中で、仮説をもとに機体を作製し、10班中3班が卵を守ることができました。さらに、生じた課題を解決するために試行錯誤を繰り返し、迎えたエッグドロップコンテスト本番では10班中7班が成功を収めるという非常に良い結果となりました。
いずれの班も、「2枚の画用紙と接着剤(テープも含む)」という限られた材料に工夫を施し、独創的な機体を作り上げることができました。
また、今回のエッグドロップの結果をもとに、作製した機体についての論文を作りました。
11月18日の表彰では、機体の重量と落下時間をもとに上位3班とユニークな機体を作成した「アイデア賞」、論文の評価が最も高かった「優秀論文賞」が表彰されました。
結果
総 合 成 績 | ||
順 位 | 表彰の様子 | 作成した機体 |
第1位 5班 | ||
第2位 7班 | ||
第3位 1班 | ||
アイデア賞 | ||
アイデア賞 3班 | ||
優秀論文賞 | ||
優秀論文賞 10班 |
令和2年度 「科学の甲子園」福島県大会に参加しました
日 時:令和2年11月8日(日)
場 所:福島県教育センター
参加生徒:高校1、2年生希望者13名
令和2年度「科学の甲子園」福島県大会(主催 福島県教育委員会、共催 福島大学共生システム理工学類)が11月8日(日)に福島県教育センターで行われました。
今年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から各校2チームのみの参加だったため、2年生(6名)と1年生(7名)の2チームで参加しました。
大会は競技形式で行われ、その内容は以下のとおりです。
(1)筆記競技(配点180点)
- 理科、数学、情報の中から、知識を問う問題及び知識の活用について問う問題で競う。
- 教科・科目の枠を超えた融合的な問題も出題され得る。
(2)実技競技(配点360点:実験競技180点、総合競技180点)
- 理科、数学、情報に関わる実験、実習、考察等、及び科学技術を総合的に活用して、ものづくりの能力、コミュニケーション能力等により課題を解決する力を競う。
① 実験競技:理科に関わる観察、実験で競う。(競技内容は当日指示)
② 総合競技:課題に関する競技及びレポートで競う。(今年度は「ミニ熱気球」)
今年度の大会は、県内7校12チームが参加しました。
入賞は逃しましたが、今回の経験を探究活動に活かしてほしいと思います。皆さん、お疲れさまでした。1年生の皆さんにはぜひ来年も挑戦し、入賞を目指してもらいたいと思います。